症状チェック
しんきんこうそく
心筋梗塞
心筋梗塞とは
心臓の冠状動脈に血液が流れない症状が30分以上続き、心臓壁の細胞が壊死(えし)するのが心筋梗塞です。原因は動脈硬化や血栓によって血管がつまることによります。数日から数週間前から症状があらわれることもありますし、突然、胸が締めつけられるような激しい痛みが起こることもあります。発作が30分以上続き、くり返して1~2日続くこともあります。2日間に3~4割の人が死亡するといわれるほど死亡率の高い病気です。
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- [ご利用上の注意]
- 「症状チェック」 は、特徴的な症状に対する一般的な傾向として医学知識の情報を提供するものであり、皆様の症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方は、医師にご相談のうえ、専門的な診断を受けるようにして下さい。
疑いがあるときには
症状が軽かったりすると、場合によっては判断がすぐにはつかないこともありますが、疑いがあれば、できるだけ早く医師の診察を受けることです。発作が起きたときには、救急車を呼び、絶対安静を保ち、楽な姿勢をとります。医師の到着まではだれかが側についてようすを見守ることが必要です。急な変化が起こる危険もあるからです。
治療
発症後は、一刻も早く血栓溶解法やカテーテルによるステント留置をおこない、冠動脈の閉塞部を開通させるようにします。状況によって冠動脈バイパス手術をおこなうこともあります。早期に治療を開始しないと、心筋の壊死が拡大し予後に悪影響が出ます。
検査
早期診断が重要なため、すみやかで的確な検査が必要です。心電図でほぼ診断がつく場合もあります。心臓の動きを直接見ることができる心エコー、血液検査をおこないます。必要に応じて、心臓カテーテル検査をおこないます。
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監修者
赤坂山王クリニック院長
レコール デュ ヴァン校長
梅田 悦生(うめだ よしお)
1942年生まれ、兵庫県出身。
大阪市立大学医学部卒業後、仏ストラスブール大学医学部附属病院レジデント、大阪市立大学医学部附属病院、国立国際医療センター、関東中央病院部長等を経て現職。医学博士、日本抗加齢医学会専門医。元日本ペンクラブ会員。
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