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心筋梗塞後のリハビリテーション 病気事典[家庭の医学] - メディカルiタウン


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病気事典[家庭の医学]

しんきんこうそくごのりはびりてーしょん

心筋梗塞後のリハビリテーション

心筋梗塞後のリハビリテーションについて解説します。

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心筋梗塞後のリハビリテーションの解説(コラム)

 心臓リハビリテーションとは、心臓病の患者さんの早期の社会復帰や再発予防を目指した、運動療法、食事・禁煙指導、カウンセリングなどからなる総合的なプログラムです。

 急性心筋梗塞(きゅうせいしんきんこうそく)後の患者さんは、近年の経皮的冠動脈形成術(けいひてきかんどうみゃくけいせいじゅつ)に代表される再灌流療法(さいかんりゅうりょうほう)の進歩により、早期の離床・退院が可能になりました。しかし、心機能の低下や心不全(しんふぜん)を合併している患者さんの場合は、リハビリテーション(とくに運動療法)は早期の社会復帰に有効であり、また発症後早期に退院となった人にとっても、再発予防のために運動療法の継続が極めて重要です。

●運動療法の効果

 心筋梗塞後の患者さんにおける適切な運動療法は、動脈硬化(どうみゃくこうか)の進展を遅らせ、冠動脈の血流を改善し、狭心症(きょうしんしょう)の発作を軽減し、運動耐容能、すなわち日々の活動能力を向上させることが知られています。心筋梗塞後に心不全を合併している患者さんにおいても、適切な運動は心不全を改善し、生命予後にも好影響をもたらします。

 冠動脈疾患などが原因で慢性心不全(まんせいしんふぜん)となった患者さんを、運動療法施行群と非施行群に分けて運動療法の有用性を検討した欧米の研究では、運動療法を1回40分、週に2〜3回、14カ月間行った群は、心事故発生率が42%減少、心不全による入院が19%減少、心臓死も23%減少し、運動療法は生命予後も改善することが明らかとなっています。

●運動療法の方法

 心筋梗塞の大きさ、心不全の程度、心筋虚血(しんきんきょけつ)や不整脈(ふせいみゃく)の有無などから各患者さんの重症度を評価し、これに基づいてリハビリテーション(運動療法)のプログラムを立てます。

 心筋梗塞発症後、ベッド上、ベッドサイドでのリハビリテーションを徐々にステップアップし、病棟歩行が可能となった段階で、本格的な運動療法を開始します。

 運動の種類は通常、エルゴメーターかトレッドミルのどちらかを選択します。エルゴメーターは固定した自転車のような器具のペダルをこぐ運動、トレッドミルはベルトコンベアの上を歩く(走る)運動です。

 運動強度は、あらかじめ運動負荷検査を行って、個々の患者さんに応じた適切な強度を設定することが大切です。すなわち、循環器系に過負荷にならず、かつ1回30分程度の運動を無理なく持続できる運動強度を選択しなくてはなりません。私たちの施設(財団法人心臓血管研究所付属病院)では、呼気ガス分析を併用した心肺運動負荷検査を行い、この結果をもとに運動強度を設定しています。

 心筋梗塞の再発予防の観点から、運動療法は入院中のみならず退院後も継続することが重要です。心臓リハビリテーションの有用性を高めるには、運動療法とともに、食事療法、禁煙などの生活改善も大切です。かかりつけの医療機関にリハビリテーションの施設がない場合は、近隣のスポーツ施設を利用するか、自宅周辺を歩行するなど、やりやすい運動を継続してください。スポーツ施設や自宅で運動を行う場合は、医師の指示(運動処方)に従って行わなくてはなりません。

 運動処方には、事前に行われた運動負荷検査の結果に基づいて、患者さんごとに適切な運動強度、心拍数、運動時間、運動の頻度などが記載されています。スポーツ施設を利用する場合は、主治医に運動処方を作成してもらってください。自宅でウォーキングなどを行う場合は、脈拍が速くなりすぎないように注意します。屋外で運動する場合は、冬場は早朝や夜間の寒い時間帯は避けたほうが無難です。夏場は暑い日中を避け、発汗の程度に応じて適度に水分を補給しましょう。

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