症状チェック

きかんしぜんそく

気管支ぜんそく

気管支ぜんそくとは

気道の慢性炎症で、呼吸困難の発作をくり返し起こします。発作は就寝中や早朝に起き、急に胸苦しくなって、のどからゼーゼー、ヒューヒューといった音が出ます。発作はたいへん苦しくて、チアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色になる状態)になったり冷や汗が出たりします。発作は30分から数時間続きますが、重い場合には数日間も続くことがあります。

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チェックシート

質問に対する回答を選んで、「選択完了」ボタンをクリックしてください。

1 たんがからんで呼吸が苦しくなることがありますか

項目を選択してください。

2 急に息ができなくなり、ゼーゼー、ヒューヒューと、のどを鳴らす発作が起きますか

項目を選択してください。

3 発作は夜寝ているときや早朝に起きますか

項目を選択してください。

4 上記1)~3)の発作がくり返し起こりますか

項目を選択してください。

5 アレルギー体質ですか

項目を選択してください。

6 たばこの煙や冷たい空気などに触れると、せき込んだり呼吸困難になったりしますか

項目を選択してください。

7 かぜをひくとすぐにせき込みますか

項目を選択してください。

選択されていない項目があります。

選択完了

[ご利用上の注意]
「症状チェック」 は、特徴的な症状に対する一般的な傾向として医学知識の情報を提供するものであり、皆様の症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方は、医師にご相談のうえ、専門的な診断を受けるようにして下さい。

気管支ぜんそくの原因

アレルギー体質などぜんそくになりやすい体質があり、そこに抗原となる原因物質、たとえばハウスダスト、ダニ、感染などが加わって気管支の炎症が起こります。炎症をくり返すと、気道がますます過敏になり、粘膜も厚くなってきます。炎症が悪化すると、原因物質などに容易に粘膜が刺激され、その結果、気道をとりまく粘膜のはれや平滑筋の収縮が起き、ぜんそく発作となります。

原因物質には、そのほかにかび、花粉、もみがら、そばがら、動物の羽毛、薬剤、食物などがあります。

発作の予防

アレルギーの原因となるものをできるだけ除去したり、原因物質を少しずつ注射して反応が起きないようにする脱感作療法をおこなう方法もあります。また、かぜをひかないようにする、ストレスや過労を避けるといった日常生活の改善を心掛けることも大切です。

医師のアドバイスを受けながら、自分にもっとも適した予防法を持続するようにしましょう。

気管支ぜんそくの治療

長期間持続する病気です。信頼できる主治医をもって、相談しながら治療を持続させることが大切です。主として抗炎症薬、気管支拡張薬、抗アレルギー薬などの薬物による治療がおこなわれますが、医師の専門的できめ細かい治療や処方が必要です。必ず医師の診察を受けてください。

検査

血清のIgE検査やハウスダストに対する皮膚反応などアレルギー検査が必要です。また、呼吸機能の検査で重症度を調べます。

監修者

赤坂山王クリニック院長 梅田 悦生

1942年生まれ、兵庫県出身。

大阪市立大学医学部卒業後、仏ストラスブール大学医学部附属病院レジデント、大阪市立大学医学部附属病院、国立国際医療センター、関東中央病院部長等を経て現職。医学博士、日本抗加齢医学会専門医。元日本ペンクラブ会員。

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症状から病気を調べる

主な症状と、付随する症状から、疑われる病気を調べることができます。

息切れと付随する症状 疑われる病気名
労作時の息切れ ビヤ樽状の胸郭 COPD
黄~緑色の痰の増加 びまん性汎細気管支炎
体重減少 珪肺症
発熱 特発性間質性肺炎
発熱、胸痛 細菌性肺炎 肺化膿症 オウム病
体重減少、胸痛、血痰 肺がん
嚥下障害、神経痛、かすれ声、血痰、縮瞳 縦隔腫瘍
喘鳴 急性細気管支炎 気管支喘息

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