症状チェック
きょうまくえん
胸膜炎
胸膜炎とは
胸膜(肋膜)に炎症が起こり、胸に水がたまる病気です。胸膜とは肺をおおっている薄い二重の膜のことです。この膜と膜の間の胸膜腔(くう)に水がたまります。結核や肺炎などの感染症のほか、がん、膠原(こうげん)病、心臓病、腎不全などが原因となります。
チェックシート
質問に対する回答を選んで、「選択完了」ボタンをクリックしてください。
- [ご利用上の注意]
- 「症状チェック」 は、特徴的な症状に対する一般的な傾向として医学知識の情報を提供するものであり、皆様の症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方は、医師にご相談のうえ、専門的な診断を受けるようにして下さい。
胸膜炎の症状
熱と胸の痛み、せきがおもな症状です。結核性の場合は微熱が続いたあとから38度台の熱が出るようになります。からせきや胸の痛みがあります。胸水がたまってくると呼吸困難になります。熱が1週間以上続き、胸の痛みがあれば、すぐに医師の診察が必要です。
胸膜炎の治療
原因によって治療法は違ってきます。感染症の場合は対応する抗菌薬、抗ウイルス薬などで治療します。症状の重さや本人の健康状態によっても違います。医師の診断を受けて、適切な治療を受けることが大切です。
検査
胸部X線検査、CT検査、胸腔穿刺(きょうくうせんし)、胸膜生検などの検査をおこない、原因を調べます。胸膜炎が回復しても、ときどき、赤沈検査やX線検査をすることが大切です。
関連する症状チェック
監修者

赤坂山王クリニック院長
レコール デュ ヴァン校長
梅田 悦生(うめだ よしお)
1942年生まれ、兵庫県出身。
大阪市立大学医学部卒業後、仏ストラスブール大学医学部附属病院レジデント、大阪市立大学医学部附属病院、国立国際医療センター、関東中央病院部長等を経て現職。医学博士、日本抗加齢医学会専門医。元日本ペンクラブ会員。
関連する病気解説を読む
症状から病気を調べる
主な症状と、付随する症状から、疑われる病気を調べることができます。
編集制作 : (C)株式会社 時事通信出版局
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。