病気事典[家庭の医学]
ぜんそくほっさのたいおう
喘息発作の対応
喘息発作の対応について解説します。
執筆者:
熊本大学医学部附属病院呼吸器内科教授
興梠博次
喘息発作の対応の解説(コラム)
喘息の患者さんには、症状のごく軽い人から重症の人までいますので、診断、治療、予防について一般的に説明するのは難しい疾患といえます。重症の人や心配症の人は、定期的に受診するので問題はあまり起こりませんが、軽症の人やあまり受診をしない人では病態が急変する可能性があります。
喘息の治療のポイントは、自己管理をして生活の質(QOL)をよくすることです。したがって、喘息の症状が出ない程度に治療を十分に行うことが重要です。症状がほとんどない人でも、かぜの時や季節の変わり目に喘息が引き起こされることがあります。この場合、すぐに症状に対応できることが重要です。そのためには、喘息治療薬の使い分けを知っておかなければなりません。
つまり、(1)症状が出たら気管支拡張薬である
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