症状チェック
かぜ・いんふるえんざ
かぜ・インフルエンザ
インフルエンザとは
インフルエンザはインフルエンザウイルス感染による病気です。感染力が強く、集団感染をし、ふつうのかぜよりも症状が重いのが特徴です。潜伏期間は1日から3日ほどです。急にさむけがして39~40度の高熱が出ます。同時に頭痛やからだのふしぶしが痛くなったり、倦怠感を感じ、体調が悪化するのがはっきりとわかります。
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- [ご利用上の注意]
- 「症状チェック」 は、特徴的な症状に対する一般的な傾向として医学知識の情報を提供するものであり、皆様の症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方は、医師にご相談のうえ、専門的な診断を受けるようにして下さい。
かぜ・インフルエンザ解説の続き
インフルエンザウイルスはA型、B型、C型の3種類があり、そのうち世界的に流行するのはA型とB型です。とくにA型ウイルスは10年から数十年に一度大きな突然変異を起こし、これまで流行していたものにとって代わります。
インフルエンザが重症化すると
気管支炎や肺炎を併発したり、子どもの場合は脳炎や脳症になったりします。高齢者や子どもの場合はとくに早めに医師の診断を受けましょう。また、持病(糖尿病や心臓病、腎臓病など)があったり、手術などで抵抗力が落ちている人の場合も、重症化する前に受診し、医師の指示にしたがってください。
インフルエンザの予防
インフルエンザワクチンの接種により、重症化や合併症を予防することができます。WHO(世界保健機関)や国内の流行情報などをもとに次シーズンの流行を予測しワクチンが製造されます。
インフルエンザの治療
インフルエンザ抗原検出キットで、短時間に感染の有無が判定できるようになりました。抗ウイルス薬は、リン酸オセルタミビル(タミフル)、ザナミビル水和物(リレンザ)、ペラミビル水和物(ラピアクタ)、ラニナミビルオクタンエステル水和物(イナビル)が認可されています。ウイルスの増殖を抑える薬ですので、発症から2日以内に服用を開始しないと効果がありません。また、それぞれの薬についてさまざまな有害事象が報告されていますので、医師とよく相談して処方してもらうようにしましょう。
熱や細菌性の合併症には解熱薬や抗生物質による治療がおこなわれています。ただし、一部の解熱薬とインフルエンザ脳症との関連が疑われていますので、解熱薬の投与は慎重におこなわれています。
かぜの場合なら
もし、ふつうのかぜであれば、安静と保湿、栄養を十分にとっていれば、あまり心配はいりません。ただし、ふだん健康でとくに持病などのない人の場合です。病気をもっている人や手術直後の人などは、注意が必要です。
かぜは万病のもと
しかし、かぜと思っていても、何かほかの病気が隠れている可能性があります。念のため、症状のあらわれているうちに病院に行き、医師の診断をあおいでください。
監修者

赤坂山王クリニック院長
レコール デュ ヴァン校長
梅田 悦生(うめだ よしお)
1942年生まれ、兵庫県出身。
大阪市立大学医学部卒業後、仏ストラスブール大学医学部附属病院レジデント、大阪市立大学医学部附属病院、国立国際医療センター、関東中央病院部長等を経て現職。医学博士、日本抗加齢医学会専門医。元日本ペンクラブ会員。
症状から病気を調べる
主な症状と、付随する症状から、疑われる病気を調べることができます。
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