病気事典[家庭の医学]
きゅうせいさんざいせいのうせきずいえん
急性散在性脳脊髄炎
急性散在性脳脊髄炎について解説します。
執筆者:
東北大学医学部神経内科学教授
糸山泰人
原因は何か
麻疹(ましん)、風疹(ふうしん)、水痘(すいとう)、インフルエンザなどのウイルス感染後や、まれではありますがワクチン接種後2~15日頃に発症します。脳脊髄などの中枢神経にアレルギー反応による脱髄性の炎症が起こると考えられています。
症状の現れ方
ウイルス感染やワクチン接種後数日から数週間後に、急性に発熱、全身倦怠感(けんたいかん)、頭痛、悪心(おしん)、嘔吐などが現れます。その後、麻痺やけいれん、失調や知覚障害などの中枢神経症状が進展してきます。意識障害を伴う場合は予後不良です。
検査と治療の方法
髄液検査では蛋白やリンパ球が軽度増加します。脳や脊髄のMRIで病変がみられ、多くはガドリニウム増強効果が明らかです。
治療には早期に副腎皮質ステロイド薬を大量投与するパルス療法を行います。
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情報提供元 :
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