症状チェック
じんえん
腎炎
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- 「症状チェック」 は、特徴的な症状に対する一般的な傾向として医学知識の情報を提供するものであり、皆様の症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方は、医師にご相談のうえ、専門的な診断を受けるようにして下さい。
急性腎炎
溶連菌などの細菌によって扁桃(へんとう)炎や咽頭(いんとう)炎が起こり、のどの痛みや発熱がおさまってから1~2週間後に発症します。子どもや若い人に多く、急に発症し1~2カ月でほとんどの人が完全によくなります。安静にして食塩とたんぱく質を制限した食事をとります。尿の検査でたんぱく尿がマイナス、赤血球が認められなくなれば、治ったことになります。
慢性腎炎
ほとんど自覚症状がなく、多くは集団検尿で発見されます。数年あるいは数十年かけて進行し、糸球体の機能が徐々に失われるネフローゼや慢性腎不全になる可能性もあります。
慢性腎炎にはさまざまなタイプがありますが、自己免疫疾患が原因と考えられるIgA腎症、膜性腎症などによる糸球体の病変が代表的な病気です。食事療法しながら経過観察していきますが、悪化すると人工透析をおこなわなければなりません。
腎炎の治療
急性腎炎は食事療法と安静が原則です。慢性腎炎も食事療法がおこなわれます。悪化すると人工透析治療が必要になります。定期的な医師の診察や検査を受けながら、症状にあわせた治療をおこないます。
検査
尿検査で細菌の有無を調べたり、たんぱくや赤血球の有無を調べます。また、腎生検で組織をとって、病気の状態をさらにくわしく調べることもあります。
急性腎炎は、治っても1年間は定期的な検尿をします。慢性腎炎は定期的に尿検査、血液検査、腎機能検査を受けることが必要です。
監修者
赤坂山王クリニック院長
レコール デュ ヴァン校長
梅田 悦生(うめだ よしお)
1942年生まれ、兵庫県出身。
大阪市立大学医学部卒業後、仏ストラスブール大学医学部附属病院レジデント、大阪市立大学医学部附属病院、国立国際医療センター、関東中央病院部長等を経て現職。医学博士、日本抗加齢医学会専門医。元日本ペンクラブ会員。
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