病気事典[家庭の医学]
がいしょうせいききょう
外傷性気胸
外傷性気胸について解説します。
執筆者:
川崎医科大学附属川崎病院副院長・呼吸器病センター長
沖本二郎
外傷性気胸の解説(コラム)
交通事故、銃創(じゅうそう)、刺創(しそう)、肋骨骨折などによって肺に穴があき、気胸を起こした場合を外傷性気胸と呼びます。
特殊な外傷性気胸として、医師が胸水の検査や気管支鏡検査を行う際に肺を傷つけ、気胸が起きることがあり、医原性気胸と呼ばれます。
また、人為的に胸腔内に空気を送入して気胸を起こしたものを人工気胸と呼び、かつては肺結核(はいけっかく)の虚脱療法として試みられていました。
今日では胸腔鏡検査の際に検査をしやすくするため、あらかじめ人工気胸を起こしておくこともあります。
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