症状チェック

りょくないしょう

緑内障

緑内障とは

目の中の液体の流出路がつまることによって、圧力(眼圧)が高くなり、視神経などを圧迫して起こる病気を緑内障(あおそこひ)といいます。圧迫に対する視神経の感受性に個人差があるため、眼圧が正常な緑内障(正常眼圧緑内障)もあります。

徐々に進行するものと急に眼圧が上がって症状が出るものとがあります。

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チェックシート

質問に対する回答を選んで、「選択完了」ボタンをクリックしてください。

1 目を酷使しないときでも、目が疲れますか

項目を選択してください。

2 ときどきかすみがかかったり、裸電球やライターの火の周囲に虹がかかって見えますか

項目を選択してください。

3 鼻の下側が見えなかったり、中心よりやや外側に暗い点が見えますか

項目を選択してください。

4 真ん中だけしか見えませんか

項目を選択してください。

5 急に視力が低下しましたか

項目を選択してください。

6 目や頭が痛みますか

項目を選択してください。

7 悪心、嘔吐(おうと)がありますか

項目を選択してください。

8 家族や親族のなかに緑内障の人がいますか

項目を選択してください。

9 目が異常に黒目がちで大きかったり、目つきがおかしいと言われたことがありますか

項目を選択してください。

10 眼圧が高いと言われたことがありますか

項目を選択してください。

選択されていない項目があります。

選択完了

[ご利用上の注意]
「症状チェック」 は、特徴的な症状に対する一般的な傾向として医学知識の情報を提供するものであり、皆様の症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方は、医師にご相談のうえ、専門的な診断を受けるようにして下さい。

緑内障の原因

先天的なものと後天的なものがあります。新生児や乳幼児の先天性緑内障は角膜が混濁したり、斜視、まぶしがる、涙が出るといった症状が出ます。

後天的なものでは、ほかの目の病気に併発して起こるもの、薬物、手術、外傷が原因で起こるものもあります。40歳以上になると発病のリスクが高くなります。

緑内障は遺伝するため、両親や親族に緑内障にかかっている人またはかかったことのある人がいる場合は注意が必要です。

早期発見が大切

緑内障は治療しないで放置しておくとやがては失明してしまいます。病状が進んでからは治療をしても、病状が進行してしまいます。早期に発見して適切な治療をすることが大切です。

緑内障の治療

眼圧を上げないための薬物治療をおこないます。手術療法もおこなわれ、症状や進行状態、緑内障の種類によって治療法が決まります。

検査

眼圧測定、角膜の検査をするために細隙灯(さいげきとう)顕微鏡検査、隅角(ぐうかく)検査、眼底検査、負荷検査などの特殊な検査をおこないます。

監修者

赤坂山王クリニック院長 梅田 悦生

1942年生まれ、兵庫県出身。

大阪市立大学医学部卒業後、仏ストラスブール大学医学部附属病院レジデント、大阪市立大学医学部附属病院、国立国際医療センター、関東中央病院部長等を経て現職。医学博士、日本抗加齢医学会専門医。元日本ペンクラブ会員。

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症状から病気を調べる

主な症状と、付随する症状から、疑われる病気を調べることができます。

見え方の異常と付随する症状 疑われる病気名
飛蚊症 視力低下 霧視 硝子体出血 硝子体混濁
充血、眼痛 真菌性眼内炎
視野欠損 網膜剥離
かすむ、咳、息切れ、皮膚の発疹 サルコイドーシス
霧視、光視症 後部硝子体剥離
中心暗点 変視症、小視症 視力低下 新生血管黄斑症
黄色く見える 中心性網膜症
視野欠損、視力低下 緑内障
視力低下、まぶしい、後天性色覚異常 黄斑ジストロフィ

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