症状チェック
ひんけつ
貧血
貧血とは
血液中の赤血球が少なくなる状態をいいます。酸素を運ぶヘモグロビンの量が少ないので、からだ全体が酸素不足におちいり、動悸(どうき)、息切れ、めまい、疲れやすいという症状が出てきます。原因にはさまざまなものがあります。
チェックシート
質問に対する回答を選んで、「選択完了」ボタンをクリックしてください。
- [ご利用上の注意]
- 「症状チェック」 は、特徴的な症状に対する一般的な傾向として医学知識の情報を提供するものであり、皆様の症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方は、医師にご相談のうえ、専門的な診断を受けるようにして下さい。
貧血の原因と種類
・鉄欠乏性貧血…鉄分が足りないことが原因の貧血です。女性に多く、生理時の出血などにより起こったりします。
・出血…けがや胃潰瘍(かいよう)や痔(じ)などによる出血が原因でも貧血状態となります。
・溶血性貧血…免疫反応、薬物の副作用、人工弁の使用で起こります。遺伝性のものもあります。
・再生不良性貧血…薬物の副作用、骨髄で赤血球がつくられなくなることによって起こります。
・巨赤芽球性貧血…ビタミンB
12
が吸収されなかったり、葉酸の欠乏のために赤血球がうまくつくられなくなって起こります。
・妊娠…胎児などへの血液供給が必要となり、母体が貧血状態になりやすくなります。
・続発性貧血…さまざまな病気により、栄養不足や出血によって起こります。結核などの慢性感染症、細菌性心内膜炎、骨髄炎、がんなど。
貧血の治療
原因を明らかにして、原因を取り除きます。医師の診察で原因をはっきりさせることがまず必要です。その後、それぞれの原因に合わせた、治療をおこないます。貧血が起こりやすい人は鉄分の多い食事、レバーや緑黄色野菜をとるよう心掛けます。
関連する症状チェック
監修者

赤坂山王クリニック院長
レコール デュ ヴァン校長
梅田 悦生(うめだ よしお)
1942年生まれ、兵庫県出身。
大阪市立大学医学部卒業後、仏ストラスブール大学医学部附属病院レジデント、大阪市立大学医学部附属病院、国立国際医療センター、関東中央病院部長等を経て現職。医学博士、日本抗加齢医学会専門医。元日本ペンクラブ会員。
症状から病気を調べる
主な症状と、付随する症状から、疑われる病気を調べることができます。
編集制作 : (C)株式会社 時事通信出版局
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。