症状チェック
い・じゅうにしちょうかいよう
胃・十二指腸潰瘍
胃・十二指腸潰瘍とは
胃や十二指腸の壁に傷がつき、粘膜が欠損して孔(あな)があく病気を胃・十二指腸潰瘍(消化性潰瘍)といいます。症状が進行し、胃壁にまで孔があく状態(穿孔〈せんこう〉)になると、緊急に手術をしないと命にかかわることになります。
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- 「症状チェック」 は、特徴的な症状に対する一般的な傾向として医学知識の情報を提供するものであり、皆様の症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方は、医師にご相談のうえ、専門的な診断を受けるようにして下さい。
胃・十二指腸潰瘍とピロリ菌
胃・十二指腸潰瘍の原因は、胃壁を攻撃する強い酸性の消化液とそれを防御するはたらきのバランスがくずれ、攻撃する力が強くなることで起こるとされています。急性の場合は、かぜ薬などの薬物(非ステロイド系消炎鎮痛薬)、ストレス、アルコールの飲みすぎなどで起こりますが、原因がなくなれば治ります。
慢性的な胃・十二指腸潰瘍はほとんどがピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)によるものです。ピロリ菌は胃のなかにすみつき、胃の粘膜に炎症を起こして潰瘍をつくります。ピロリ菌を除去することで潰瘍の再発を防ぐことができます。
胃・十二指腸潰瘍の治療
慢性の場合はピロリ菌除菌と薬物療法が中心です。胃に孔があいた場合(胃穿孔)などには手術が必要になります。
監修者
赤坂山王クリニック院長
レコール デュ ヴァン校長
梅田 悦生(うめだ よしお)
1942年生まれ、兵庫県出身。
大阪市立大学医学部卒業後、仏ストラスブール大学医学部附属病院レジデント、大阪市立大学医学部附属病院、国立国際医療センター、関東中央病院部長等を経て現職。医学博士、日本抗加齢医学会専門医。元日本ペンクラブ会員。
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