症状チェック
ていけつあつ
低血圧
低血圧とは
高血圧のような診断基準はありませんが、一般的に最高血圧(収縮期血圧)が100mmHg未満を低血圧といいます。一般に若い女性に多く、体質的に血圧が低い場合もあります。慢性の感染症や悪性腫瘍、心臓や腎臓の障害、重い貧血、内分泌の病気、栄養失調、神経の病気といった原因で起こることもあります。
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- 「症状チェック」 は、特徴的な症状に対する一般的な傾向として医学知識の情報を提供するものであり、皆様の症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方は、医師にご相談のうえ、専門的な診断を受けるようにして下さい。
低血圧解説の続き
立っている姿勢のときに血圧が低くなる起立性低血圧では、立ち上がるときにめまいや立ちくらみ、動悸(どうき)がすることがあります。病気とはいえませんが、起立性低血圧のなかには、自律神経障害や薬物による副作用で起こるものもあります。
低血圧の治療
体質的に血圧の低い人では、特に症状が出ないこともあります。そういう場合は治療の必要はありませんが、疲れやすい、めまい、動悸などの自覚症状のある人は、医師の診察を受け、別の病気が原因でないことがわかったら、食事や運動など日常生活を改善し、それでも効果がない場合には血圧を上げる薬を使うことがあります。
やせている人は高たんぱく、高カロリーの食事をとるようにするといいでしょう。ふとっている人はバランスのいい食事をとるようにします。体操、マッサージ、冷水摩擦などで血行をよくするのも効果的です。
起立性低血圧の場合は、腹筋を強くする運動をしたり、立ち上がる前に足を屈伸してからゆっくり立つようにしたり、下肢に血液が下がらないような下着や靴下を着用するといいでしょう。
ほかの病気などで低血圧の原因がある場合には、その原因となる病気を治療します。
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監修者

赤坂山王クリニック院長
レコール デュ ヴァン校長
梅田 悦生(うめだ よしお)
1942年生まれ、兵庫県出身。
大阪市立大学医学部卒業後、仏ストラスブール大学医学部附属病院レジデント、大阪市立大学医学部附属病院、国立国際医療センター、関東中央病院部長等を経て現職。医学博士、日本抗加齢医学会専門医。元日本ペンクラブ会員。
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