病気事典[家庭の医学]
じょうわんこつえんいぶこっせつ
上腕骨遠位部骨折
上腕骨遠位部骨折について解説します。
執筆者:
豊岡中央病院院長
後藤英司
治療の方法
骨折部にずれがない場合には、4週間前後ギプス固定を行います。ずれがある場合には手術により骨折部を合わせ、金属で固定します。
固定によって肘の動きが悪くなると日常の生活で困るので、できるだけ早期から関節を動かす練習を開始します。そのため短期間ですがリハビリテーションが必要となります。
応急処置はどうするか
三角巾や板などで腕を固定し、整形外科を受診してください。はれが強く手がしびれたり、指の動きが悪い場合は早急に受診したほうがよいでしょう。
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