症状チェック
じんうじんえん
腎盂腎炎
腎盂腎炎とは
腎臓に大腸菌などの細菌が感染して炎症を起こす病気です。腎盂と腎臓内部に炎症が起きます。多くは尿路から細菌が腎臓にさかのぼっていくことで起こります。特に、女性では膀胱(ぼうこう)炎をくり返す人に多くみられます。幼児では膀胱から尿管へ尿が逆流することで起こります。
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- [ご利用上の注意]
- 「症状チェック」 は、特徴的な症状に対する一般的な傾向として医学知識の情報を提供するものであり、皆様の症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方は、医師にご相談のうえ、専門的な診断を受けるようにして下さい。
腎盂腎炎の症状
悪寒を伴う発熱と背中や腰のうしろの痛みが、おもな自覚症状です。腎盂腎炎をくり返して起こしていると、高血圧やむくみ、貧血など慢性腎炎と似た症状が出てきます。
腎盂腎炎の治療
細菌を除去するために抗生物質を服用します。原因を調べて、感染経路や原因菌などを総合的に診断して、適切な治療をおこないます。
尿の量が少ないと細菌感染が起こりやすくなるので、十分な水分の補給につとめましょう。
検査
検尿をおこない、培養検査で原因となる菌を調べたり、抗生物質の感受性を調べます。X線検査、腹部超音波検査(腹部エコー)、静脈性腎盂撮影といった画像診断で、結石があるかどうか、膀胱から尿管への逆流がないかどうかを調べます。
幼児がくり返す腎盂腎炎の場合には、逆流性や先天奇形がないかどうかを調べる必要があります。
監修者
赤坂山王クリニック院長
レコール デュ ヴァン校長
梅田 悦生(うめだ よしお)
1942年生まれ、兵庫県出身。
大阪市立大学医学部卒業後、仏ストラスブール大学医学部附属病院レジデント、大阪市立大学医学部附属病院、国立国際医療センター、関東中央病院部長等を経て現職。医学博士、日本抗加齢医学会専門医。元日本ペンクラブ会員。
症状から病気を調べる
主な症状と、付随する症状から、疑われる病気を調べることができます。
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