病気事典[家庭の医学]
つつがむしびょうのこてんがたとしんがた
つつが虫病の古典型と新型
つつが虫病の古典型と新型について解説します。
執筆者:
岡山県環境保健センター所長
岸本寿男
つつが虫病の古典型と新型の解説(コラム)
つつが虫病は古くは山形県、秋田県、新潟県などで夏季に河川敷で感染する風土病で、「恙(つつが)なく」という言葉が生まれるほど、死に至る病気として恐れられていました。これはリケッチアをもつアカツツガムシというダニに吸着されて発症するもので、古典型つつが虫病といいます。
第二次世界大戦後、この古典型はほとんどみられなくなり、かわってタテツツガムシやフトゲツツガムシというダニがもつ、別の型のリケッチアによる新型つつが虫病が出現し、現在では北海道、沖縄など一部の地域を除く全国で発生がみられています。
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