子どもの症状チェック

みずぼうそう(すいとう)

水ぼうそう(水痘)

チェックシート

質問に対する回答を選んで、「選択完了」ボタンをクリックしてください。

1 急に赤い小さな発疹(ほっしん:ぶつぶつができること)が顔、腹、背中などにでき、それが半日から一日であちこちに広がっていきましたか

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2 赤い発疹は、小さい水ぶくれになったり、かさぶたのようになったりしていますか

項目を選択してください。

3 発疹に強いかゆみがありますか

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4 口の中にも発疹ができ、ひりひりと痛いですか

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5 周囲で水ぼうそうが流行していますか

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6 熱はあっても微熱程度でしたか

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選択完了

[ご利用上の注意]
「症状チェック」 は、特徴的な症状に対する一般的な傾向として医学知識の情報を提供するものであり、皆様の症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方は、医師にご相談のうえ、専門的な診断を受けるようにして下さい。

水ぼうそう(水痘)とは

水痘帯状疱疹(たいじょうほうしん)ウイルスによる伝染性の強い感染症です。水痘は一度感染すると、強い免疫ができますが、ウイルスはからだの神経の節に潜み、体調がわるい時、免疫力が落ちた時に帯状疱疹という別の形で再発することがあります。

症状・合併症

感染後2週間前後で盛り上がった赤い発疹(ほっしん:ぶつぶつができること)ができ、水ぶくれを形成。最後にかさぶた状になります。発疹はからだから手足や顔、頭皮にも生じます。38度前後の熱をともなうこともあり、2~4日間続きます。通常、発疹が始まってから1週間ぐらいでかさぶたとなって終息します。発熱がなく、発疹も軽くすむ場合もあります。

9歳以下の子どもにかかることがほとんどですが、成人も感染することがあります。年齢が高くなるほど重症化しやすいといわれています。

治療・予防

発症を軽くする抗ウイルス薬としてはアシクロビルがあり、発症後2日以内に服用すると症状が軽減されます。乳児や成人の患者は重症化する恐れがあるため、アシクロビルを服用して軽症化を図ります。しかし基本的には自然に治る病気です。かゆみ止めとして抗ヒスタミン薬を服用したり、皮膚を保護するために軟膏(なんこう)をぬったりします。

解熱薬のアスピリンは「ライ症候群」と呼ばれる恐ろしい病気をひき起こす危険性がありますので、絶対にのんではいけません。解熱薬を使用するときは成分名がアセトアミノフェン、イブプロフェンであるものに限り使用してください。

予防するためのワクチンがあります。2014年10月から水ぼうそうワクチンは定期接種されることとなりました。1歳から接種でき、計2回の接種となります。また、ワクチン接種していない人が水ぼうそう患者と接触した場合、かかっている人と接触してから72時間以内であれば、緊急接種することも可能です。

すべての発疹がかさぶた状になるまでは登園・登校できません。必ず医師の指示に従ってください。

監修者

岡田 郷(おかだ きょう)

1974年生まれ。東京都出身。99年順天堂大学医学部卒業後、同大学病院小児科・思春期科にて研修。免疫、アレルギー、新生児を専門とし、東京都日野市立病院に専門医として勤務後、2010年ごたんの小児科クリニック院長。

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