症状チェック

こうねんきしょうがい

更年期障害

更年期障害とは

女性は30歳代後半から女性ホルモン(エストロゲン)の量がしだいに減少してきます。そして、平均して50歳前後で閉経を迎えますが、その前後45~55歳までを更年期と呼んでいます。ただし、あらわれる年齢には個人差があります。

更年期は急激に女性ホルモンが減少するため、からだがその変化についていけず、さまざまな変調をきたします。特に、自律神経失調症状が多く、いわゆる不定愁訴があらわれます。自覚症状には個人差があり、日常生活にさしさわる症状が出た場合を更年期障害と呼んでいます。更年期障害は症状が強い人もまったくない人もいます。

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チェックシート

質問に対する回答を選んで、「選択完了」ボタンをクリックしてください。

1 生理の周期が不規則になったり、量が少なくなったりしましたか

項目を選択してください。

2 のぼせ、めまい、肩こりがありますか

項目を選択してください。

3 顔が突然ほてる(ホットフラッシュ)ことがありますか

項目を選択してください。

4 理由がないのに、動悸(どうき)がしたり、暑くないのに汗が出たりしますか

項目を選択してください。

5 手足がひんやりしたり、腰から下が冷えやすくなりましたか

項目を選択してください。

6 いつも頭が重い感じがしたり、頭痛や耳鳴りがありますか

項目を選択してください。

7 夜、眠れなかったり、すぐに目が覚めてしまうことが多いですか

項目を選択してください。

8 イライラしたり、怒りっぽくなったりしますか

項目を選択してください。

9 気分が沈み、食欲が落ちたり、憂鬱(ゆううつ)で何もする気になれないことが多いですか

項目を選択してください。

10 性器がかゆかったり、性交痛、性交時の出血がありますか

項目を選択してください。

11 尿がもれたり、近くなったり、排尿痛がありますか

項目を選択してください。

12 皮膚の表面がしびれたり、かゆみがありますか

項目を選択してください。

13 便秘や下痢(げり)、下腹部痛がありますか

項目を選択してください。

選択されていない項目があります。

選択完了

[ご利用上の注意]
「症状チェック」 は、特徴的な症状に対する一般的な傾向として医学知識の情報を提供するものであり、皆様の症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方は、医師にご相談のうえ、専門的な診断を受けるようにして下さい。

更年期障害と性

女性ホルモンは、いわゆる女性らしさに関係するホルモンです。減少することにより、肌や髪のつやがなくなったり、性器の萎縮も起こってきます。潤いがなくなり性交時に痛みを感じるようになります。そのため、夫との性交渉がうまくいかなくなり、悩むケースも多いようです。

更年期障害とうつ病

更年期にうつ状態となる人はけっこうたくさんいます。更年期うつ病に隠れて、あるいは引き金となり、本物のうつ病が発症することもあります。うつ状態が重かったり、長く続くような場合には、医師の診察を受けましょう。

更年期障害のホルモン補充療法

エストロゲンとプロゲストロン(黄体ホルモン)を投与するHRT療法が、もっとも一般的なホルモン療法です。

ホルモン療法以外にも、漢方薬による治療などもあります。更年期外来のある病院や更年期治療に力を入れている婦人科医を受診するといいでしょう。医師と相談して、自分にもっとも適した治療法を選択しましょう。

検査

症状と血液の中の女性ホルモンの量を調べる血液検査で診断がつきます。

監修者

赤坂山王クリニック院長 梅田 悦生

1942年生まれ、兵庫県出身。

大阪市立大学医学部卒業後、仏ストラスブール大学医学部附属病院レジデント、大阪市立大学医学部附属病院、国立国際医療センター、関東中央病院部長等を経て現職。医学博士、日本抗加齢医学会専門医。元日本ペンクラブ会員。

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症状から病気を調べる

主な症状と、付随する症状から、疑われる病気を調べることができます。

めまいとその他の症状 疑われる病気名
動悸、失神、疲れやすい 不整脈
動悸、胸苦しい、息苦しい、不安感、恐怖感 パニック障害
貧血 起立性低血圧症 低血圧症 高血圧症 動脈硬化 全般性不安障害 自律神経失調症 更年期障害 など

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