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大腿骨骨折 病気事典[家庭の医学] - メディカルiタウン


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病気事典[家庭の医学]

だいたいこつこっせつ

大腿骨骨折

大腿骨骨折について解説します。

執筆者:

どんな外傷か

大腿骨は人体最大の長管骨で、骨折が生じるには極めて強い外力が必要となります。受傷原因は交通事故が最も多く、ほかに遊戯中の事故、高所からの落下などがあります。

見落としやすい外傷と合併損傷

交通事故などの強大な外力による場合は、他の部位の骨折や頭部、胸部、腹部の重要臓器の損傷を合併することが少なくありません。下3分の1の骨折では、主要な膝窩(しつか)動脈や総腓骨(そうひこつ)神経などの損傷を合併することがあります。

症状の現れ方

骨折部は内出血によるはれ、皮下出血、異常な動きを認め、起立は不可能になり、患肢の自動運動もできなくなります。膝窩動脈損傷があると足の指の色調は不良となり、足背部で拍動を触れなくなります。神経麻痺があると足首や足指の運動が不可能となります。

骨折部でかなり大量の出血があるため、血圧低下やショック症状を起こすことがあり、合併損傷が多いほど強くなります。

検査と診断

局所の症状で診断は容易です。X線写真で骨折部位、骨折型、転位の程度を調べます。

治療の方法

小児の骨折の特徴が最も発揮される部位です。骨癒合が良好で、変形がよく矯正(きょうせい)され、1㎝までの短縮は自家(じか)矯正が可能なため保存療法を行います。

長期間ベッド上で固定されても全身的な合併症や関節の拘縮(こうしゅく)が起こらないので、年齢に合わせてベッド上でいろいろな牽引(けんいん)療法を行います。2~3歳以下はブライアント牽引といって、垂直に両下肢を牽引します。ラッセル牽引は股関節を30度曲げた位置にして牽引し、3~8歳児に行います。ウエーバー牽引は股関節と膝関節を90度曲げた位置にして、2~12歳児に行います。

応急処置はどうするか

副木をあて骨折部が動かないようにします。大量出血が予想され、さらにほかの部位に損傷を合併することがあるので、体を起こさずに横にしたまま運びます。

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