病気事典[家庭の医学]
にょうどくしょうせいのうしょう
尿毒症性脳症
尿毒症性脳症について解説します。
執筆者:
脳神経センター大田記念病院院長
栗山 勝
症状の現れ方
症状は他の代謝性脳症(たいしゃせいのうしょう)と基本的には同じです。初期には集中力や注意力の低下がみられ、次第に症状の日内変動や意識レベルの動揺を特徴とするせん妄(もう)状態を起こします。神経症状としては四肢の振戦(しんせん)(震え)や羽ばたき振戦、顔面や四肢のミオクローヌス、てんかん発作などがみられます。進行すると昏迷(こんめい)、昏睡(こんすい)などの深い意識障害を示すようになります。
治療の方法
尿毒症性脳症の症状は、透析(とうせき)することによりにすみやかに改善します。
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