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眼がおかしい(2) 病気事典[家庭の医学]- メディカルiタウン


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病気事典[家庭の医学]

眼がおかしい(2)

眼に起こる異常

ものを見る時、光は角膜と前房(ぜんぼう)を通って瞳孔(どうこう)から眼球内に入り、角膜や水晶体(レンズ)で屈折されたあと、硝子体(しょうしたい)を通って眼底の網膜に達し、網膜で光が感じとられます。感じとられた光刺激は視神経を通って脳に伝えられ、「見える」ことになります。この経路のどの部分でも異常が起これば、さまざまな症状が現れてきます。

眼に起こる異常から考えられる主な病気(2)

主な症状と、付随する症状から、疑われる病気を調べることができます。
病気名を選択すると、その病気の解説へ遷移します。

眼痛

症状 疑われる病気名
充血 かすむ 頭痛、吐き気、嘔吐 急性閉塞隅角緑内障
前房蓄膿、口のなかの有痛性潰瘍、下腿の皮疹 ベーチェット病
流涙 軽度の目やに   角膜びらん
視力低下 アカントアメーバ角膜炎
多量の目やに、視力低下   角膜潰瘍
角膜の白いにごり 細菌性角膜炎角膜真菌症
強度の乱視、突然出る熱い涙、視力低下 蚕蝕性角膜潰瘍
視力低下 桐沢型ぶどう膜炎
眼の奥のほうの痛み、まぶしい、見えにくい、発熱、頭痛、難聴、めまい 原田病交感性眼炎

充血

症状 疑われる病気名
目やに、かゆい、まぶしい、眼痛、耳の前のリンパ節のはれ   急性結膜炎
流涙 流行性角結膜炎
結膜出血 急性出血性結膜炎
強いかゆみを伴う充血、むくみ、目やに   アレルギー性結膜炎
上まぶたの裏側にぶつぶつ 春季カタル
性行為後 まぶたのはれ 大量のクリーム状の濃い目やに、眼痛 淋菌性結膜炎
膿性の目やに、耳の前のリンパ節のはれ 封入体結膜炎
眼痛、視力低下 強膜炎
黒眼に接する結膜に丸い水疱、異物感 フリクテン性結膜炎
結膜の一部がうっすらと赤くなる~全体が真っ赤になる 結膜下出血
軽いころつき、視力低下、時に眼痛 角膜ヘルペス
眼痛、まぶしい、見えにくい、かすむ、飛蚊症 虹彩毛様体炎

症状 疑われる病気名
量が多い 涙が出てとまらない   鼻涙管閉塞
目やに、まぶた~頬のはれ・発赤 涙嚢炎
量が減る 眼が乾く、ころつく、充血、眼が疲れやすい ドライアイ
眼や口、皮膚が乾く、口臭、関節の痛み・こわばり シェーグレン症候群

まぶたの異常

症状 疑われる病気名
まぶたのはれ・痛み、目やに、充血 麦粒腫
左右どちらかの上または下まぶたの痛み~紅斑~小水疱 眼部帯状疱疹
さまざまな硬さのまぶたのしこり 眼瞼腫瘍
上まぶたの耳側のはれ、眼球突出、複視 涙腺腫瘍
まぶた・顔面がむくむ 全身のむくみ 尿量減少   ネフローゼ症候群
血尿 急性糸球体腎炎
汗をかかない、体重増加 甲状腺機能低下症
頭部・腕のむくみ 上大静脈症候群
[ご利用上の注意]
一般的な医学知識の情報を提供するもので、皆様の症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方は、医療機関にご相談ください。

見え方の異常

眼の「見え方の異常」にはさまざまなものがあり、眼科独特の名前がついている症状が少なくありません。主なものをみていきましょう。

視力低下

視力が低下して、見えにくくなる症状です。

視野異常

これには、大きく分けて以下の3つがあります。

◆視野狭窄(きょうさく)
視野が狭くなる症状で、視野の全体が狭くなる求心狭窄と、視野の一部分が不規則な形で狭くなる不規則狭窄とがあります。

◆半盲(はんもう)
視野の右半分あるいは左半分が欠けて(欠損)見えなくなる症状です。半盲には同名半盲と異名半盲があり、以下のような視野欠損が起こります。

〈同名半盲〉

・左側半盲……両眼のそれぞれ左側が欠損します。

・右側半盲……両眼のそれぞれ右側が欠損します。

〈異名半盲〉

・耳側半盲……両眼のそれぞれ耳側(右眼は右、左眼は左)が欠損します。

・鼻側半盲……両眼のそれぞれ鼻側(右眼は左、左眼は右)が欠損します。

そのほか、視野の上半分または下半分が欠損する場合を水平半盲といいます。

◆暗点
視野のなかに見えない・見えにくい部分がある症状です。中心部が見えない・見えにくい場合を中心暗点といいます。

複視(ふくし)

ひとつしかないものが二重に見える症状です。片眼で見るとひとつに見えるのに両眼で見ると二重に見える場合を両眼複視、片目で見ても二重に見える場合を片眼複視といいます。

飛蚊症(ひぶんしょう)

蚊のような・糸くずのような黒い小さなものが目の前をふわふわと飛んでいるように見える状態です。墨を流したように見えることもあります。明るいところや白っぽい壁などを見た時によく現れます。

光視症

光源がないのに、稲妻が走っているようなピカピカしたものが視野の一部に見える症状です。

変視症

ものがゆがんで見える症状です。

大視症

ものが大きく見える症状です。

小視症

ものが小さく見える症状です。

虹視症

光のまわりに虹がかかったように見える症状です。

夜盲症(やもうしょう)

暗いところで、ものがよく見えない症状です。

昼盲症(ちゅうもうしょう)

明るいところで、ものがよく見えない症状です。

このような「見え方の異常」は、眼の病気だけでなく脳神経などさまざまな病気で起こります。例えば、同名半盲は脳梗塞や脳出血の重要な症状のひとつです。異常を感じたら、その原因を調べてもらうようにしましょう。

その他の眼の症状

そのほか、眼の症状には、疲れ、眼痛、充血、白濁、眼がかわく、かゆい、まぶしい、涙がたくさん出る(流涙(りゅうるい))、目やになどいろいろあります。

VDT作業や読書などで長い時間眼を使うと、眼の重圧感や痛み、かすみ、充血などの眼の症状や、頭痛、肩こりなどが起こることがあり、これを一般に眼精疲労といいます。眼精疲労は、眼の病気のほか、全身の病気(高血圧、低血圧、糖尿病など)、精神的なもの(職場での不適合、心身症など)、環境(VDT症候群、シックハウス症候群など)などが原因となって起こります。

そのなかで原因として最も多いのが、近年急増しているドライアイです。涙の量が減って眼が乾き、そのため眼が疲れたりなどさまざまな症状が出てきます。コンタクトレンズ、エアコン、VDT作業がドライアイを助長する大きな要因とされていますので、治療を受けることはもちろん、眼にやさしい環境を整えることも重要です。

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