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ぶどう膜炎は3つの組織に起こる病気 病気事典[家庭の医学] - メディカルiタウン


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病気事典[家庭の医学]

ぶどうまくえんはみっつのそしきにおこるびょうき

ぶどう膜炎は3つの組織に起こる病気

ぶどう膜炎は3つの組織に起こる病気について解説します。

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ぶどう膜炎は3つの組織に起こる病気の解説(コラム)

 ぶどう膜とは虹彩(こうさい)、毛様体(もうようたい)、脈絡膜(みゃくらくまく)の総称です。これらの組織は血管に富み、色素細胞が多く含まれていて、ブドウの皮の色のように見えることから、こう呼ばれます。図27のように虹彩、毛様体は前部、脈絡膜は後部に位置します。虹彩・毛様体の炎症と脈絡膜の炎症では症状の現れ方や治療法が異なるため、「前部(ぜんぶ)ぶどう膜炎」「後部(こうぶ)ぶどう膜炎」として区別して扱われます。両者は合併して起こることが多く、この場合は「汎(はん)ぶどう膜炎」と呼びます。

 虹彩はいわゆる瞳(ひとみ)であり、瞳孔の大きさを変化させて眼のなかに入る光の量を調節しています。虹彩毛様体炎では、その機能が低下して明るさの調節ができなくなったり、前房内に出た炎症細胞によって、まぶしく感じたり、白眼の部分が充血したりします。脈絡膜は網膜に近接しているため、網膜にも炎症が及びやすく、通常は網脈絡膜炎の形で現れます。網膜は視神経によって脳とつながっている大切な器官です。そのため、脈絡膜炎は治療の時期を逃すと、重大な視力障害を引き起こします。

 ぶどう膜炎には、細菌、真菌(しんきん)、ウイルスなどによる感染性のものと、免疫反応によるものとがあります。ぶどう膜は直接外部に接していないので、多くの場合、病原菌は他の組織から移行してきます。細菌や真菌では、近くの角膜や結膜から広がってくるものと、肺や肝臓などの遠くの臓器から移行してくるものがあります。頻度は低いのですが、寄生虫が眼底に流れてきてすみつくこともあります。

 免疫反応によって起こるものの多くは、ベーチェット病、サルコイドーシス、原田病などのような、全身症状を伴う病気のひとつの症状として現れます。感染症や外傷などがきっかけになって発症することが多いため、診断にあたっては発症までの経過も参考になります。たとえば、眼の症状が出る前にかぜ症状、疲労感、肩こりなどが現れることがあります。また、梅毒(ばいどく)、結核(けっかく)、麻疹(ましん)、水痘(すいとう)、風疹(ふうしん)などにかかったことがないかどうかなどが、原因を探るポイントとなります。

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