病気事典[家庭の医学]
こきゅうがとてもくるしい <しょうじょうべつ おうきゅうてあて>
呼吸がとても苦しい<症状別 応急手当>
呼吸がとても苦しい<症状別 応急手当>について解説します。
執筆者:
筑波メディカルセンター病院救急診療科医長
上野幸廣
応急手当
- 【1】いちばん楽な姿勢をとらせ、衣服をゆるめる。
- 息苦しさが増すので、あお向けに寝かせないこと
- 座ぶとんなどをあて、上半身を高くすると呼吸が楽になることがある
- 寒くない程度に窓をあけ、換気をよくする
- 口のなかに何か入っていたら出させる
- 【2】背中を前に押す感じでさすりながら、落ち着かせる。
- 【3】状態が落ち着いて呼吸が楽になったら早めに医師に連絡。
- 【4】状態をよく観察
- 意識が混濁している
- 脈が弱くなっている
- 痛いところがある
- 手足が冷たい
- 顔色が青ざめている
- 唇や手足が紫色になっている
- 冷や汗をかいている
- 息苦しそうな表情をしている
など、ひとつでもあれば、すぐに119番に通報する(救急車の呼び方)
- 【5】意識がない、または非常に反応が鈍くなってきたら、心肺蘇生法を救急車が来るまで続ける。
症状一覧<症状別 応急手当>
情報提供元 :
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