病気事典[家庭の医学]
がんきゅうとっしゅつしょう
眼球突出症
眼球突出症について解説します。
執筆者:
医療法人社団白寿会田名病院理事長・院長
阿部好文
眼球突出症の解説(コラム)
バセドウ病では眼球が突出するとよくいわれます。事実、バセドウ病の患者さんの眼球をヘルテルの眼突度計(がんとつどけい)という器具で測ってみると、健康人の分布より全体で1・5mm眼が出ており、眼球の突出がバセドウ病で起こる現象であることがわかります。
しかし、実際に眼球が出てくるために角膜が傷ついたり、眼痛があったりする患者さんは20%くらいです。
眼球は眼窩(がんか)という狭い場所に入っていて、眼球の後ろの脂肪組織や筋肉がはれると眼球は押し出されて前に出ます。もし出ないと視神経が圧迫されてしまうので、眼球の突出は一種の安全弁のようなものと考えてください。ただし眼科的に問題がある時は、副腎皮質ステロイド薬の投与、放射線の照射、手術などの治療をすることもあるので、心配な人は医師に相談してください。
なお、喫煙が眼の突出と関係するので、喫煙している人はぜひ禁煙してください。
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情報提供元 :
(C)株式会社 法研
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