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病気事典[家庭の医学]

やせてきた

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肥満、やせ

肥満とは、体内の脂肪組織が異常に増加した状態を指します。やせは体重が異常に減少した状態です。正確には体脂肪量を測定して判定しますが、日常では普通、BMI(ボディマス指数)で判断します。BMIは、体重(㎏)を身長(m)の2乗で割った数値で、25以上を肥満、18・5未満をやせ(低体重)と判定します。身長(m)の2乗に22をかけた数値が標準体重です。

肥満のいちばんの問題点は、肥満によって糖尿病などの重大な病気を合併しやすくなること。一方、やせの場合は、その背景に何らかの病気の存在が疑われることです。急速な体重の増減はもちろん、徐々にでも変化があるようなら一度検査を受けてください。

やせから考えられる主な病気

主な症状と、付随する症状から、疑われる病気を調べることができます。
病気名を選択すると、その病気の解説へ遷移します。

症状 疑われる病気名
食欲低下による食事摂取量の減少 食道がん 胃がん 膵がん 大腸がん B型慢性肝炎 C型慢性肝炎 肝硬変 肝がん 胆嚢・胆管がん 腎がん 肺がん アジソン病
精神的要因 神経性食欲不振症・摂食障害 うつ病
食物の消化吸収障害によるもの 胃・十二指腸潰瘍 慢性膵炎 潰瘍性大腸炎 クローン病 吸収不良症候群
代謝亢進によるエネルギーの消費増大によるもの 甲状腺機能亢進症 褐色細胞腫 肺結核
栄養素の利用障害によるもの 糖尿病
その他 アルコール依存症 など
[ご利用上の注意]
一般的な医学知識の情報を提供するもので、皆様の症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方は、医療機関にご相談ください。

やせてきた

過労や睡眠不足、精神的ストレス、運動のしすぎ、偏食など病気ではなくてもやせますが、やせの場合は肥満と異なって、その基礎にやせる原因となる病気のあることが少なくありません。

食欲が低下してやせてきた時は、主に胃腸や肝臓、膵臓(すいぞう)など消化器系の病気などが考えられます。どの病気もさまざまな症状を示しますが、がんの場合、やせのみが主症状のこともあります。

そのほか、胃や腸などが障害されると食物の消化吸収が低下してやせてきますし、甲状腺機能亢進症、褐色細胞腫、さらに肺結核などの慢性感染症があると、エネルギーの消費量が増加してやせが起こってきます。やせを自覚したら早めに受診し、原因を解明することが何より大切です。