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なふぁれりんてんびえき

ナファレリン点鼻液

外用薬

処方薬情報の見方

種別

外用薬

大分類/中分類

その他の外用薬/婦人科系の外用薬

解説タイトル

酢酸ナファレリン

一般名 解説

ナファレリン酢酸塩水和物
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

液剤 / 10mg5mL 1瓶 5,096.10円

製薬会社 解説

富士製薬

先発/ジェネリック 解説

ジェネリック ジェネリック医薬品

分類 解説

GnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)誘導体製剤

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

識別コード 解説

その他 解説

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

子宮内膜症/子宮筋腫の縮小および子宮筋腫にもとづく症状(過多月経,下腹痛,腰痛,貧血)の改善/[ナサニール点鼻液のみ]生殖補助医療における早発排卵の防止

解説 解説

子宮内膜症は,エストロゲン(卵胞ホルモン)に反応して悪化します。アメリカでは,本剤はダナゾール(ダナゾール)が使えない場合にのみ使うとされています。理由は,本剤の継続使用が骨粗鬆症(こつそしょうしょう)をおこす可能性があるからで,せいぜい6カ月の使用に制限すべきだと書かれています(USP-DI2005年版)。日本においても6カ月を超える使用は原則として行わないことになっています。
先発品のナサニール点鼻液は,2022年に不妊治療薬として保険適応となりました。不妊治療に十分な知識と経験のある医師のもとで,本剤の使用により予想されるリスクおよび注意すべき症状について,あらかじめ説明を受け,納得したのち治療が始まります。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*ナファレリン酢酸塩水和物(ナサニール点鼻液)の添付文書による

(1)使用してはいけない場合……診断のつかない異常性器出血/本剤の成分または他のGnRH誘導体に対するアレルギーの前歴/妊婦または妊娠している可能性のある人,授乳婦
(2)避妊……本剤の使用期間中は,ホルモン剤によらない避妊法を行ってください。使用中に妊娠した場合は使用を中止し,医師などに連絡してください。
(3)卵巣過剰刺激症候群……本剤を用いた不妊治療を行った場合に卵巣過剰刺激症候群(下腹部痛,下腹部緊迫感,悪心,腰痛,急激な体重増加など)が現れることがあります。兆候が認められた場合には直ちに医師などに相談してください。
(4)その他……
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)更年期障害様のうつ状態。(2)血小板減少。(3)肝機能障害,黄疸。(4)不正出血。(5)卵巣のう胞破裂(腹部膨満感,下腹部痛(圧痛)など)。(6)アナフィラキシー(呼吸困難,熱感,全身潮紅など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

海外評価 解説

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2024年2月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2024/04/26