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さんどすたちんえるえーあーるきんちゅうようきっと
サンドスタチンLAR筋注用キット
処方薬
種別
注射薬
大分類/中分類
がんに使われる注射薬/抗ホルモン剤
解説タイトル
オクトレオチド酢酸塩
一般名解説
オクトレオチド酢酸塩
この薬の先発薬・後発薬を全て見る
剤形/保険薬価解説
注射用剤 / 10mg 1キット(溶解液付) 124,221.00円
注射用剤 / 20mg 1キット(溶解液付) 220,203.00円
注射用剤 / 30mg 1キット(溶解液付) 310,946.00円
製薬会社解説
ノバルティス
先発/ジェネリック解説
先発品
分類解説
成長ホルモン分泌抑制因子製剤
規制解説
劇薬
使用量と回数解説
識別コード解説
その他解説
「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。
※以下は同じ解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
処方目的解説
(1)次の疾患の諸症状の改善→消化管ホルモン産生腫瘍(VIP産生腫瘍,カルチノイド症候群の特徴を示すカルチノイド腫瘍,ガストリン産生腫瘍)/(2)次の疾患の成長ホルモン,ソマトメジン-C分泌過剰状態および諸症状の改善→先端巨大症・下垂体性巨人症(外科的処置や他剤による治療で効果が不十分または施行が困難な場合)
[筋注用のみの適応症]消化管神経内分泌腫瘍
[皮下注用のみの適応症]進行・再発がんの緩和医療における消化管閉塞に伴う消化器症状の改善
[筋注用のみの適応症]消化管神経内分泌腫瘍
[皮下注用のみの適応症]進行・再発がんの緩和医療における消化管閉塞に伴う消化器症状の改善
解説解説
消化管ホルモン産生腫瘍,先端巨大症・下垂体性巨人症は,いずれも長期の薬物治療を必要とする病気です。最初に開発された本剤の皮下注射用は毎日2~3回投与しなければならないため,患者さんへの負担が大きかったのですが,それを改善したのが筋肉注射用で4週間(28日)に1回ですみます。
使用上の注意
警告解説
基本的注意解説
*オクトレオチド酢酸塩(サンドスタチン皮下注用)の添付文書による
(1)使用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)定期検査……長期使用により胆石の形成または胆石症の悪化(急性胆のう炎,膵炎)が報告されているので,定期的に超音波・X線による胆のう・胆管の検査を受けることが必要です。
(3)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ使用。
・授乳婦での安全性:原則として使用しない。やむを得ず使用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
(1)使用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)定期検査……長期使用により胆石の形成または胆石症の悪化(急性胆のう炎,膵炎)が報告されているので,定期的に超音波・X線による胆のう・胆管の検査を受けることが必要です。
(3)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ使用。
・授乳婦での安全性:原則として使用しない。やむを得ず使用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
重大な副作用解説
(1)アナフィラキシー(血圧低下・呼吸困難・気管支けいれんなど)。(2)(使用直後に)重い徐脈。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用解説
(1)おこることがある副作用……甲状腺機能低下症/脱水/頭痛,めまい/呼吸困難/膵炎,鼓腸放屁,吐きけ,胃部不快感,下痢,嘔吐,便秘,腹痛,食欲不振,白色便,腹部膨満,胆のう炎/胆石/発赤,皮膚のかゆみ,脱毛/疲労,倦怠感/(注射部位での)刺激感,刺痛,腫脹,灼熱感,疼痛,発赤,硬結
(2)検査などでわかる副作用……甲状腺機能障害(甲状腺刺激ホルモン・総サイロキシン・遊離T4減少など)/耐糖能異常,低血糖,高血糖/肝機能異常,AST・ALT・AL-P・γ-GTP・LDH・ビリルビン上昇
(2)検査などでわかる副作用……甲状腺機能障害(甲状腺刺激ホルモン・総サイロキシン・遊離T4減少など)/耐糖能異常,低血糖,高血糖/肝機能異常,AST・ALT・AL-P・γ-GTP・LDH・ビリルビン上昇
併用してはいけない薬解説
併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。
注意して併用すべき薬
(1)本剤との併用で血中濃度が低下することがある薬剤……シクロスポリン(シクロスポリン)
(2)本剤との併用で血糖降下作用が増強または減弱することがある薬剤……インスリン製剤(糖尿病治療薬(1)(インスリン製剤))
(3)本剤との併用で血中濃度が上昇することがある薬剤……ブロモクリプチン(乳汁分泌異常症治療薬)
(2)本剤との併用で血糖降下作用が増強または減弱することがある薬剤……インスリン製剤(糖尿病治療薬(1)(インスリン製剤))
(3)本剤との併用で血中濃度が上昇することがある薬剤……ブロモクリプチン(乳汁分泌異常症治療薬)
海外評価解説
プレグナンシー・カテゴリー解説
- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第32版(2019年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて株式会社 法研に帰属します。
データ更新日:2019/09/24