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内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

がんに使われる内服薬/がんに使われるその他の薬剤

解説タイトル

セロトニン拮抗型制吐薬

一般名 解説

ラモセトロン塩酸塩
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 0.1mg 1錠 758.40円

製薬会社 解説

LTLファーマ

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

5-HT3受容体拮抗型制吐薬

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

識別コード 解説

0.1mg 包装コード:405

その他 解説

保険収載年:1998/8

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

抗がん薬(シスプラチン(白金錯体抗がん薬)など)の服用に伴う消化器症状(悪心,嘔吐)/[グラニセトロン塩酸塩のみの適応症]放射線照射に伴う消化器症状(悪心,嘔吐)

解説 解説

シスプラチンなどの抗がん薬の副作用である激しい催吐作用(吐きけ)を強力に抑える薬です。これらの登場により化学療法の継続やQOL(生活の質)の確保が助けられています。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*オンダンセトロン塩酸塩水和物(オンダンセトロンODフィルム)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……薬物過敏症の前歴/消化管通過障害の症状がある人/重い肝機能障害
(3)服用時期・期間……本剤は,抗がん薬服用の1~2時間前に服用します。がん化学療法の各クールで,本剤の服用期間は3~5日間が目安です。
(4)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)ショック,アナフィラキシー(顔面蒼白,呼吸困難,チアノーゼ,頻脈,全身発赤,じん麻疹など)。(2)てんかん様発作。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(かゆみ,発疹)
(2)おこることがある副作用……頭痛,頭重感,ふるえ,眠け/下痢,便秘/動悸,胸痛,徐脈,不整脈/発熱,全身倦怠感,発汗,顔面紅潮,しゃっくり,熱感,不随意運動(眼球回転発作,ジストニー反応などの錐体外路様症状),一過性の視覚障害(霧視,一過性盲など)
(3)検査などでわかる副作用……低血圧/AST・ALT・LDH・γ-GTP・総ビリルビン上昇

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると本剤の作用が弱まるおそれがある薬剤……CYP3A4誘導作用のある薬剤(フェニトイン(フェニトイン),カルバマゼピン(カルバマゼピン),リファンピシン(リファンピシン)など)
(2)本剤との併用で作用が弱まるおそれがある薬剤……トラマドール塩酸塩(がん疼痛治療薬(7)
(3)本剤との併用でセロトニン症候群が現れるおそれがある薬剤……セロトニン作用薬(選択的セロトニン再取り込み阻害薬(選択的セロトニン再取り込み阻害薬),セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬),モノアミン酸化酵素阻害薬(選択的MAO-B阻害薬)(モノアミン酸化酵素の働き)など)→錯乱,激越,発熱,発汗,運動失調など
(4)本剤との併用で副作用が強まるおそれがある薬剤……アポモルヒネ塩酸塩水和物(アポモルヒネ塩酸塩水和物)→重度の血圧低下,失神・意識消失,徐脈,けいれん発作

海外評価 解説

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プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

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データ更新日:2024/04/26