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内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

その他の薬/その他の薬

解説タイトル

マジンドール

一般名 解説

マジンドール
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 0.5mg 1錠 179.60円

製薬会社 解説

富士フイルム富山

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

食欲抑制薬

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

1日1回0.5mg(1錠)。1日最大1.5mg(2~3回に分けて服用)。

識別コード 解説

0.5mg 包装コード:L G 本体コード:L G

その他 解説

保険収載年:1992/8

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

あらかじめ適用した食事療法や運動療法の効果が不十分な高度肥満症(肥満度が+(プラス)70%以上,またはBMIが35以上)における食事療法および運動療法の補助

解説 解説

覚醒アミンのアンフェタミンに類似した作用で,食欲を抑制して体重調節の補助療法に用いられます。しかし副作用も多く,必ず処方医と連絡をとりながら服用する必要があります。
肥満治療の基本は,食事療法・運動療法であることを忘れないでください。

使用上の注意

警告 解説

 本剤に対する依存性が現れることがあります。また,数週間以内に薬物耐性がみられることがあります。

基本的注意 解説

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/閉塞隅角緑内障/重症の心・膵・腎・肝機能障害/重症高血圧/脳血管障害/不安・抑うつ・異常興奮状態および統合失調症などの精神障害/薬物・アルコールの乱用歴/モノアミン酸化酵素阻害薬(選択的MAO-B阻害薬)(モノアミン酸化酵素の働き)服用中または服用中止後2週間以内/妊婦または妊娠している可能性のある人,小児
(2)慎重に服用すべき場合……糖尿病/精神病の前歴/てんかんまたはその前歴/開放隅角緑内障/高齢者
(3)服用期間……服用すると肺高血圧症の出現,また外国で,食欲抑制薬の長期服用で肺高血圧症発症の危険性が増加するとの報告があります。本剤は3カ月以上服用してはいけません。
(4)服用法……本剤は睡眠障害を引きおこすことがあるので,夕刻の服用は避けてください。また,服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(5)体重チェック……服用中は体重の推移に注意してください。急激な減量によって,心血管系の合併症の危険性が高くなります。
(6)飲酒……めまいや眠けなどの副作用が強まるおそれがあります。服用中はできるだけ飲酒を避けてください。
(7)その他……
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳しないことが望ましい。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)薬に頼りきってしまう依存性(最も注意すべき副作用です)。(2)肺高血圧症(労作性呼吸困難,胸痛,失神など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(かゆみ,発疹),心不全,心停止,脳卒中,狭心症,心筋梗塞
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……神経過敏,激越,抑うつ,精神障害,ふるえ,幻覚,知覚異常,不安,けいれん,口渇感,睡眠障害,頭痛,脱力感,めまい,倦怠感,いらいら感,眠け,ふらつき/便秘,悪心・嘔吐,胃部不快感,腹部膨満感,腹痛,下痢/頻脈,胸痛,顔面潮紅,動悸/排尿困難,頻尿/口中苦味感,発汗,性欲減退,脱毛,寒け,咽頭不快感,月経異常
(3)検査などでわかる副作用……血圧上昇,不整脈/AST・ALT上昇

併用してはいけない薬 解説

モノアミン酸化酵素阻害薬(選択的MAO-B阻害薬)(モノアミン酸化酵素の働き)→高血圧クリーゼをおこすことがあります。

注意して併用すべき薬

(1)本剤との併用で作用が強まることがある薬剤……昇圧アミン(アドレナリン,ノルアドレナリンなど)
(2)本剤との併用で降圧効果が弱まることがある薬剤……グアネチジン系薬剤,硫酸ベタニジン,ラウオルフィア製剤(レセルピンなど),クロニジン塩酸塩(中枢性α2刺激薬),メチルドパ水和物(メチルドパ水和物
(3)本剤との併用で併用剤の必要量が変化することがある薬剤……インスリン(糖尿病治療薬(1)(インスリン製剤)),経口糖尿病薬
(4)本剤との併用で不整脈などを引きおこすおそれがある薬剤……ハロゲン系吸入麻酔薬(ハロタンなど)
(5)併用すると幻覚,睡眠障害などの副作用が強まるおそれがある薬剤……中枢神経刺激薬(アマンタジン塩酸塩(アマンタジン塩酸塩)など)
(6)併用すると本剤の中枢神経刺激作用が強まるおそれがある薬剤……甲状腺ホルモン(甲状腺製剤

海外評価 解説

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プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

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データ更新日:2024/04/26