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えんさんぷろぴべりん

塩酸プロピベリン

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

皮膚科・泌尿器科の薬/泌尿器科の薬

解説タイトル

プロピベリン塩酸塩

一般名 解説

プロピベリン塩酸塩
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 10mg 1錠 13.60円
錠剤 / 20mg 1錠 29.10円

製薬会社 解説

共和

先発/ジェネリック 解説

ジェネリック ジェネリック医薬品

分類 解説

尿失禁・頻尿治療薬(抗コリン薬)

規制 解説

使用量と回数 解説

1日1回20mg(細粒剤は1g)。効果が不十分なときは,1回20mgを1日2回まで増量できる。

識別コード 解説

10mg 包装コード:KW 511 10mg 本体コード:KW 511:10
20mg 包装コード:KW 512 20mg 本体コード:KW 512:20

その他 解説

保険収載年:1993/5

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

神経因性膀胱,神経性頻尿,不安定膀胱,膀胱刺激状態(慢性膀胱炎・慢性前立腺炎)における頻尿・尿失禁/過活動膀胱における尿意切迫感・頻尿・切迫性尿失禁

解説 解説

フラボキサート塩酸塩(フラボキサート塩酸塩)と同じように,第三級アミンに属しています。膀胱平滑筋に対する直接作用(排尿運動の抑制)と抗コリン作用を持っています。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*プロピベリン塩酸塩(バップフォー)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……幽門・十二指腸・腸管の閉塞/胃アトニー・腸アトニー/尿閉/閉塞偶角緑内障/重症筋無力症/重い心疾患
(2)慎重に服用すべき場合……排尿困難/不整脈またはその前歴/肝機能・腎機能障害またはその前歴/パーキンソン症状,脳血管障害/潰瘍性大腸炎/甲状腺機能亢進症/緑内障/高齢者
(3)危険作業は中止……本剤を服用すると,眼調節障害,眠け,めまいをおこすおそれがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(4)その他……
・妊婦での安全性:服用しないことが望ましい。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)急性緑内障発作(吐きけ,頭痛を伴う眼痛,視力低下など)。(2)尿閉。(3)著しい便秘や腹部膨満感を伴う麻痺性イレウス(腸閉塞)。(4)幻覚,せん妄。(5)腎機能障害。(6)QT延長,心室性頻拍,房室ブロック,徐脈。(7)横紋筋(おうもんきん)融解症。(8)血小板減少。(9)発熱・紅班・かゆみ・眼充血・口内炎などを伴う皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群)。(10)肝機能障害,黄疸。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(かゆみ,発疹,じん麻疹)/意識障害(見当識障害,一過性健忘),パーキンソン症状(すくみ足,小刻み歩行等の歩行障害,ふるえなど),ジスキネジア/徐脈,期外収縮
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……めまい,頭痛,眠け,しびれ/動悸,胸部不快感/口渇,便秘,腹痛,吐きけ・嘔吐,下痢,消化不良,食欲不振,口内炎,舌炎/排尿困難,残尿,尿意消失/眼の調節障害,眼球乾燥/むくみ,倦怠感,脱力感,味覚異常,腰痛,しわがれ声,痰のからみ,咽頭部痛
(3)検査などでわかる副作用……血圧上昇/AST・ALT・AL-P上昇/BUN・クレアチニン上昇/白血球減少

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると口渇,便秘,排尿困難などの副作用が強く現れることがある薬剤……三環系抗うつ薬(三環系抗うつ薬),フェノチアジン系薬剤(フェノチアジン系薬剤),モノアミン酸化酵素阻害薬(選択的MAO-B阻害薬)(モノアミン酸化酵素の働き)→口渇,便秘,排尿困難,眼のかすみなどの抗コリン作用が強まります。

海外評価 解説

  • 3点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

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データ更新日:2023/09/27