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カルバマゼピン (カルバマゼピン) 共和 [処方薬]の解説、注意、副作用 お薬検索[薬事典]- メディカルiタウン


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かるばまぜぴん

カルバマゼピン

処方薬

種別

内服薬

大分類/中分類

精神神経科の薬/けいれん・てんかんの薬

解説タイトル

カルバマゼピン

一般名

カルバマゼピン
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価

細粒剤 / 50% 1g 16.00円
錠剤 / 100mg 1錠 5.60円
錠剤 / 200mg 1錠 7.20円

製薬会社

共和

先発/ジェネリック

ジェネリックジェネリック医薬品

分類

抗けいれん薬

規制

使用量と回数

てんかん:1日200~600mgを1~2回に分けて服用。1日1,200mgまで増量可。小児は処方医の指示通りに。躁病,躁うつ病の躁状態,統合失調症の興奮状態:1日量200~400mg(1~2回に分けて服用)から始め,徐々に増量。1日1,200mgまで増量可。三叉神経痛:1日量200~400mgから始め,1日600mgまで増量(分けて服用)。1日800mgまで増量可。小児は処方医の指示通りに。

識別コード

100mg 包装コード:KW 161 100:CBZ 本体コード:KW 161:CBZ 100
200mg 包装コード:KW 162 200:CBZ 本体コード:KW 162:CBZ 200

その他

保険収載年:1965/12

カルバマゼピン錠100mg(共和)

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的

てんかんの精神運動発作,てんかん性格およびてんかんに伴う精神障害,てんかんのけいれん発作:強直間代発作(全身けいれん発作,大発作)/躁(そう)病,躁うつ病の躁状態,統合失調症の興奮状態/三叉(さんさ)神経痛

解説

本剤は,構造的には三環系抗うつ薬(三環系抗うつ薬)に似た特殊な抗てんかん薬で,精神運動発作(部分発作)の第一選択薬です。また,三叉神経痛に対する効果は特異的で高い評価が与えられています。

使用上の注意

警告

基本的注意

*カルバマゼピン(テグレトール)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分または三環系抗うつ薬に対するアレルギーの前歴/重い血液障害/第Ⅱ度以上の房室ブロック,高度の徐脈(心拍50/分未満)/ポルフィリン症/ボリコナゾール(深在性真菌治療薬),タダラフィル(肺動脈性肺高血圧症治療薬(3)),リルピビリン塩酸塩(エイズ治療薬(1))の服用中
(2)慎重に服用すべき場合……心不全,心筋梗塞などの心疾患または第Ⅰ度の房室ブロック/排尿困難または眼圧亢進のある人/肝機能障害,腎機能障害/急性間欠性ポルフィリン症の前歴/薬物過敏症/甲状腺機能低下症/高齢者
(3)発作の悪化・誘発……抗てんかん薬の服用で,発作が悪化または誘発されることがあります。混合発作型や本剤が無効とされている小発作(欠神発作,非定型欠神発作,脱力発作,ミオクロニー発作)の人が本剤を服用する場合は状態に十分注意してください。
(4)グレープフルーツジュース……本剤を服用中はグレープフルーツジュースは飲まないようにしてください。本剤の作用が強まることがあります。
(5)アメリカでは……アメリカの薬局方(USP-DI)では,眼痛,発熱,異常出血,出血斑,口内炎,咽頭炎が現れたら,処方医に連絡すること,また食事とともに服用するとよいことが記されています。
(6)定期検査……連用中は,定期的に肝機能や腎機能,血液の検査を受ける必要があります。
(7)急な減量・中止……てんかんの人が本剤を連用中に服用量を急激に減らしたり中止したりすると,てんかん発作の重積状態が現れることがあります。自己判断で減量や中止をしないようにしてください。
(8)セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品……本剤を服用しているときは摂取してはいけません。本剤の代謝が促進され,血中濃度が低下するおそれがあります。
(9)危険作業は中止……本剤を服用すると,眠け,注意力・集中力・反射運動能力などの低下がおこることがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(10)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用

(1)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),中毒性表皮壊死融解症(TEN),急性汎発性発疹性膿疱症,紅皮症(剥脱(はくだつ)性皮膚炎)。(2)SLE(全身性エリテマトーデス)様症状(発熱,紅斑,関節痛,白血球減少,血小板減少,抗核抗体陽性など)。(3)血液障害(再生不良性貧血,汎血球減少,無顆粒球症,溶血性貧血,赤芽球癆(ろう),血小板減少,白血球減少,貧血)。(4)PIE症候群,間質性肺炎(発熱,せき,呼吸困難など)。(5)急性腎不全(間質性腎炎など)。(6)肝機能障害,黄疸,劇症肝炎。(7)過敏症症候群(発熱,発疹,リンパ節腫脹,関節痛,白血球減少など)。(8)血栓塞栓症(肺塞栓症,深部静脈血栓症,血栓性静脈炎など)。(9)抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)(低ナトリウム血症,高張尿,けいれん,意識障害など)。(10)無菌性髄膜炎(発熱,頭痛,悪心・嘔吐,意識混濁など)。(11)悪性症候群(発熱,意識障害,無動緘黙(かんもく)(緘黙=無言症),強度の筋強剛,嚥下困難,頻脈,発汗など)。(12)うっ血性心不全,房室ブロック,洞機能不全,徐脈。(13)アナフィラキシー(じん麻疹,血管浮腫,循環不全,低血圧,呼吸困難など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(血管炎,血管浮腫,呼吸困難,猩紅熱(しょうこうねつ)様・麻疹様・中毒疹様発疹,かゆみ,光線過敏症,じん麻疹,潮紅)/ポルフィリン症,リンパ節腫脹/膵炎
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……色素沈着,ざ瘡,丘疹,多形結節性紅斑,紫斑,多毛,苔癬(たいせん)様角化症,爪の障害(爪甲脱落症,爪の変形,爪の変色など)/筋脱力,筋けいれん,関節痛,筋痛/乏尿,尿閉,血尿,頻尿/幻覚(視覚,聴覚),せん妄,知覚異常,インポテンス,末梢神経炎,口顔面ジスキネジー,舞踏病アテトーゼ,麻痺症状,攻撃的行動,激越,意識障害,鎮静,記憶障害,ふらつき,眠け,めまい,錯乱/異常眼球運動(眼球回転発作),水晶体混濁,結膜炎,複視,霧視,調節障害,眼振/不整脈,刺激伝導障害/口内炎,舌炎,腹痛,大腸炎,食欲不振,悪心・嘔吐,便秘,下痢,口渇/女性化乳房,乳汁漏出,骨軟化症,骨粗鬆症/聴覚異常(耳鳴り,聴覚過敏,聴力低下,音程の変化など),脱毛/発熱,味覚異常,浮腫,発汗,体重増加,感冒様症状(鼻咽頭炎,せきなど)
(3)検査などでわかる副作用……巨赤芽球性貧血,白血球増多,好酸球増多症/ALT ・AST・AL-P・γ-GTP上昇/眼圧上昇/血圧低下・上昇/ビタミンD・カルシウム代謝異常(血清カルシウムの低下など),甲状腺機能検査値の異常(T4値の低下など),血清葉酸値低下,プロラクチン上昇,低ナトリウム血症,高血糖/コレステロール上昇,トリグリセリド上昇,CK上昇,体液貯留,免疫グロブリン低下(IgA,IgGなど),CRP上昇

併用してはいけない薬

ボリコナゾール(ブイフェンド(深在性真菌治療薬)),タダラフィル (アドシルカ(肺動脈性肺高血圧症治療薬(3))),リルピビリン塩酸塩(エジュラント(エイズ治療薬(1)))→本剤との併用でこれらの薬剤の血中濃度が減少し,作用が弱まるおそれがあります。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると相互に作用が強まる薬剤・薬物……中枢神経抑制剤(ハロペリドール,チオリダジン),モノアミン酸化酵素阻害薬(モノアミン酸化酵素の働き)/アルコール
(2)併用するとさらにおこりやすくなる副作用……利尿薬(低ナトリウム血症,抗利尿ホルモン不適合分泌症候群〈SIADH〉),炭酸リチウム(錯乱,粗大振戦,失見当識など精神神経系症状),イソニアジド(肝毒性),メトクロプラミド(歩行障害,運動失調,眼振,複視,下肢反射亢進など神経症状)
(3)併用すると相互に作用が弱まる薬剤……プリミドン,エファビレンツ,テオフィリン
(4)併用すると本剤の作用を弱める薬剤……フェノバルビタール,リファンピシン,フェニトイン(フェニトインの作用が強まったり弱まったりする),バルプロ酸ナトリウム
(5)併用すると本剤の作用を強める薬剤……クロバザム(クロバザムの血中未変化体濃度の低下),パロキセチン
(6)併用すると本剤の血中濃度が急速に上昇し,中毒症状(眠け,悪心・嘔吐,めまいなど)がおこることがある薬剤……マクロライド系抗生物質(エリスロマイシン,クラリスロマイシンなど),ベラパミル,ジルチアゼム,シメチジン,ダナゾール,ビカルタミド,キヌプリスチン・ダルホプリスチン,リトナビル,ダルナビル,アゾール系抗真菌薬(ミコナゾール,フルコナゾール),フルボキサミン,アセタゾラミド,シプロフロキサシン
(7)本剤との併用で作用が弱まる薬剤……クマリン系抗凝血薬(ワルファリンカリウム),副腎皮質ホルモン剤(プレドニゾロン,デキサメタゾンなど),黄体・卵胞ホルモン剤,抗てんかん薬(ゾニサミド,クロナゼパム,エトスクシミド,トピラマート),ブチロフェノン系精神神経用薬(ハロペリドールなど),オランザピン,アリピプラゾール,リスペリドン,ブロナンセリン,クロザピン,パリペリドン,クエチアピン,免疫抑制薬(シクロスポリン,タクロリムス,エベロリムス),アルプラゾラム,ドキシサイクリン,ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬(ニフェジピン,フェロジピン,ニルバジピンなど),オンダンセトロン,HIVプロテアーゼ阻害薬(サキナビル,インジナビル,ネルフィナビル,ロピナビルなど),イトラコナゾール,フレカイニド,エレトリプタン,三環系抗うつ薬(イミプラミン,アミトリプチリン,ノルトリプチリンなど),トラゾドン,ミアンセリン,セルトラリン,ミルタザピン,ドネペジル,プラジカンテル,トラマドール,ブプレノルフィン,抗悪性腫瘍薬(イマチニブ,イリノテカン,ゲフィチニブ,ソラフェニブ,スニチニブ,ダサチニブ,ニロチニブ,ラパチニブ,トレミフェン,タミバロテン,テムシロリムス,アキシチニブ),マラビロク,デラビルジン,エトラビリン,プラジカンテル,エプレレノン,シルデナフィル,タダラフィル,アプレピタント,ジエノゲスト,ラモトリギン,ジゴキシン,アルベンダゾール,ダビガトランエテキシラート,非脱分極性筋弛緩薬(パンクロニウムなど),カスポファンギン酢酸塩,テラプレビル,ミラベグロン,リバーロキサバン,ホスアプレピタントメグルミン,シンバスタチン
(8)本剤との併用で作用が強まる薬剤……シクロホスファミド水和物
(9)本剤との併用で肝障害がおこりやすくなる薬剤……アセトアミノフェン

海外評価

プレグナンシー・カテゴリー


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第30版(2017年8月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて株式会社 法研に帰属します。

データ更新日:2017/08/09


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