病気事典[家庭の医学]
つかれやすい
疲れやすい
疲れやすいについて解説します。
執筆者:
北野病院副院長
服部明徳
何となく疲れやすい、またはそれほど体を動かしていないのに疲れやすい場合は、「体がだるい」の項目を参照してください。体を動かすと疲れる場合は、「体がだるい」場合と同じで、まず熱を測ってみてください。熱があれば「急に高熱が出た」、「微熱が続く」を参照してください。
必要な検査と疑われる病気
熱がなく、最近、急に疲れやすくなった場合は、貧血、脱水、糖尿病、甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)、心不全などを考えます。息切れが強ければ、病状は重いと考えます。少し歩いたり階段の昇り降りで息が切れる時は、なるべく早く病院を受診しましょう。
慢性的に疲れやすい時には、体重が減少していないか週に1回は測定してください。体重が減少しているようなら、「やせてきた」の項目を参照してください。体重減少がなくても、疲れやすい原因を調べるため、一度は病院で検査を受けることをすすめます。内科的に問題がなければ、うつの可能性について検討します。
家庭での対処のしかた
疲れやすい場合、とくに熱があったり息切れがする時には、必ず病院を受診してください。その際、今までにかかった病気の内容と、現在内服している薬を書きとめたものがあると大変役立ちます。慢性的な疲れやすさについても、一度は病院で検査を受けてください。
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情報提供元 :
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