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ろなせんてーぷ
ロナセンテープ
外用薬
※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
処方目的 解説
統合失調症
解説 解説
本剤は,世界初の統合失調症の外用治療薬です。1日1回,皮膚に貼ることで24時間安定した血中濃度を維持できるため,すでに発売されている内服薬(非定型抗精神病薬)に比べ,より良好な有効性・安全性が期待されています。
使用上の注意
警告 解説
基本的注意 解説
(1)使用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/昏睡状態/バルビツール酸誘導体などの中枢神経抑制薬の強い影響下にある人/アドレナリンの使用中(アドレナリンをアナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く)/イトラコナゾール(深在性真菌治療薬),ボリコナゾール(深在性真菌治療薬),ミコナゾール(経口薬(カンジダ治療薬),口腔用薬(カンジダ治療薬),注射薬),フルコナゾール(深在性真菌治療薬),ホスフルコナゾール(注射薬),ポサコナゾール(深在性真菌治療薬),リトナビルを含む製剤(ノービア(エイズ治療薬(2)),カレトラ(エイズ治療薬(2)),パキロビッドパック(パキロビッドパック)),ダルナビルエタノール付加物(エイズ治療薬(2)),アタザナビル硫酸塩(エイズ治療薬(2)),ホスアンプレナビルカルシウム水和物(エイズ治療薬(2)),エンシトレルビル(エンシトレルビル),コビシスタットを含む製剤(スタリビルド配合錠(エイズ治療薬(3)),ゲンボイヤ配合錠(エイズ治療薬(3)),プレジコビックス配合錠(エイズ治療薬(2)),シムツーザ配合錠(エイズ治療薬(2)))の服用中
(2)慎重に使用すべき場合……心・血管系疾患,低血圧,またはそれらの疑いのある人/パーキンソン病またはレビー小体型認知症/てんかんなどのけいれん性疾患,またはこれらの前歴/自殺企図の前歴および自殺念慮のある人/糖尿病またはその前歴,あるいは糖尿病の家族歴,高血糖,肥満などの糖尿病の危険因子がある人/脱水・栄養不良状態などを伴う身体的疲弊のある人/不動状態,長期臥床,肥満,脱水状態などの人/肝機能障害/高齢者
(3)陽性症状の悪化……本剤の使用によって興奮,誇大性,敵意などの陽性症状を悪化させる可能性があります。悪化がみられた場合にはただちに処方医に連絡してください。
(4)糖尿病の悪化……本剤の使用によって高血糖や糖尿病の悪化が現れ,糖尿病性ケトアシドーシス,糖尿病性昏睡に至ることがあります。使用中は,口渇,多飲,多尿,頻尿などの症状の発現に注意し,症状が現れた場合にはただちに使用を中止し,処方医に連絡してください。
(5)悪性症候群……本剤の使用によって悪性症候群がおこることがあります。無動緘黙(かんもく)〈緘黙=無言症〉,強度の筋強剛,嚥下(えんげ)困難,頻脈,血圧の変動,発汗などが発現し,引き続いて発熱がみられたら,使用を中止して体を冷やす,水分を補給するなどして,ただちに処方医へ連絡してください。高熱が続き,意識障害,呼吸困難,循環虚脱,脱水症状,急性腎障害へと移行して死亡することがあります。
(6)光線過敏症……本剤を貼付すると光線過敏症が発現するおそれがあるので,衣服で覆うなど貼付部位への直射日光を避けてください。また,本剤をはがした後1~2週間は,貼付していた部位への直射日光を避けてください。
(7)危険作業は禁止……本剤を使用すると眠け,注意力・集中力・反射運動能力などの低下がおこることがあります。使用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作には従事しないでください。
(8)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ使用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
(2)慎重に使用すべき場合……心・血管系疾患,低血圧,またはそれらの疑いのある人/パーキンソン病またはレビー小体型認知症/てんかんなどのけいれん性疾患,またはこれらの前歴/自殺企図の前歴および自殺念慮のある人/糖尿病またはその前歴,あるいは糖尿病の家族歴,高血糖,肥満などの糖尿病の危険因子がある人/脱水・栄養不良状態などを伴う身体的疲弊のある人/不動状態,長期臥床,肥満,脱水状態などの人/肝機能障害/高齢者
(3)陽性症状の悪化……本剤の使用によって興奮,誇大性,敵意などの陽性症状を悪化させる可能性があります。悪化がみられた場合にはただちに処方医に連絡してください。
(4)糖尿病の悪化……本剤の使用によって高血糖や糖尿病の悪化が現れ,糖尿病性ケトアシドーシス,糖尿病性昏睡に至ることがあります。使用中は,口渇,多飲,多尿,頻尿などの症状の発現に注意し,症状が現れた場合にはただちに使用を中止し,処方医に連絡してください。
(5)悪性症候群……本剤の使用によって悪性症候群がおこることがあります。無動緘黙(かんもく)〈緘黙=無言症〉,強度の筋強剛,嚥下(えんげ)困難,頻脈,血圧の変動,発汗などが発現し,引き続いて発熱がみられたら,使用を中止して体を冷やす,水分を補給するなどして,ただちに処方医へ連絡してください。高熱が続き,意識障害,呼吸困難,循環虚脱,脱水症状,急性腎障害へと移行して死亡することがあります。
(6)光線過敏症……本剤を貼付すると光線過敏症が発現するおそれがあるので,衣服で覆うなど貼付部位への直射日光を避けてください。また,本剤をはがした後1~2週間は,貼付していた部位への直射日光を避けてください。
(7)危険作業は禁止……本剤を使用すると眠け,注意力・集中力・反射運動能力などの低下がおこることがあります。使用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作には従事しないでください。
(8)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ使用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
重大な副作用 解説
(1)悪性症候群(無動緘黙,強度の筋強剛,嚥下困難,頻脈,血圧の変動,発汗など)。(2)遅発性ジスキネジア(長期使用による口周部などの不随意運動)。(3)腸管麻痺(食欲不振,悪心・嘔吐,著しい便秘,腹部の膨満・弛緩,腸内容物のうっ滞など),麻痺性イレウス。(4)抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH:けいれん,意識障害など)。(5)横紋筋融解症(筋肉痛,脱力感など)。(6)無顆粒球症,白血球減少。(7)血栓塞栓症(肺塞栓症,静脈血栓症など)。(8)肝機能障害。(9)高血糖,糖尿病性ケトアシドーシス,糖尿病性昏睡。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用 解説
併用してはいけない薬 解説
(1)アドレナリン(アナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く)→アドレナリンの作用を逆転させ,重篤な血圧降下をおこすことがあります。(2)CYP3A4を強く阻害する薬剤→イトラコナゾール(深在性真菌治療薬),ボリコナゾール(深在性真菌治療薬),ミコナゾール(経口薬(カンジダ治療薬),口腔用薬(カンジダ治療薬),注射薬),フルコナゾール(深在性真菌治療薬),ホスフルコナゾール(注射薬),ポサコナゾール(深在性真菌治療薬),リトナビルを含む製剤(ノービア(エイズ治療薬(2)),カレトラ(エイズ治療薬(2)),パキロビッドパック(パキロビッドパック)),ダルナビルエタノール付加物(エイズ治療薬(2)),アタザナビル硫酸塩(エイズ治療薬(2)),ホスアンプレナビルカルシウム水和物(エイズ治療薬(2)),エンシトレルビル(エンシトレルビル),コビシスタットを含む製剤(スタリビルド配合錠(エイズ治療薬(3)),ゲンボイヤ配合錠(エイズ治療薬(3)),プレジコビックス配合錠(エイズ治療薬(2)),シムツーザ配合錠(エイズ治療薬(2)))→本剤の血中濃度が上昇し,作用が強まるおそれがあります。
注意して併用すべき薬
海外評価 解説
プレグナンシー・カテゴリー 解説
- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2024年2月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。
データ更新日:2024/04/26