病気事典[家庭の医学]
便秘<子ども>
執筆者: 昭和大学横浜市北部病院院長 田口 進
便秘
便秘で気にかかるのは乳児の場合です。0~1歳の乳児の便が2~3日出ないなら、便の性状やおなかのふくれ具合のチェックを。便に血液が混じっていたり、おなかが不自然なほどふくれていないかぎり、あまり心配はいりませんが、不機嫌で嘔吐があるようなら注意する必要があります。
便秘が長引く時は、むやみに浣腸や坐薬を使うのではなく、まずは医師に相談してください。
便秘から考えられる主な病気
主な症状と、付随する症状から、疑われる病気を調べることができます。
病気名を選択すると、その病気の解説へ遷移します。
症状 | 疑われる病気名 |
---|---|
硬い便、残便感、自覚しないで便をもらす、腹痛、腹部膨満、嘔吐 | 便秘(症) |
便秘が続く、下痢が続く、便秘と下痢を繰り返す、ウサギの糞のような便 | 過敏性腸症候群 |
慢性の便秘、嘔吐、体重増加不良、栄養障害 | ヒルシュスプルング病 |
黄疸、臍ヘルニア、巨舌、かすれた泣き声、手足の冷感 | 先天性甲状腺機能低下症 |
思春期、前頸部のはれ、体重の増加、全身倦怠感 | 慢性甲状腺炎 |
腹痛、嘔吐、腹部膨満・膨隆 | 腸閉塞 |
- [ご利用上の注意]
- 一般的な医学知識の情報を提供するもので、皆様の症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方は、医療機関にご相談ください。
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