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いふぇくさーえすあーる
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内服薬
種別
内服薬
大分類/中分類
精神神経科の薬/うつ病の薬
解説タイトル
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬
一般名 解説
ベンラファキシン塩酸塩
この薬の先発薬・後発薬を全て見る
剤形/保険薬価 解説
カプセル剤 / 37.5mg 1カプセル 108.40円
カプセル剤 / 75mg 1カプセル 179.10円
製薬会社 解説
ヴィアトリス
先発/ジェネリック 解説
先発品
分類 解説
抗うつ薬
規制 解説
劇薬
使用量と回数 解説
1日37.5~225mgを食後に1回。
識別コード 解説
37.5mg 本体コード:W 37.5
75mg 本体コード:W 75
その他 解説
保険収載年:2015/11
※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
処方目的 解説
[デュロキセチン塩酸塩のみ]以下の疾患に伴う疼痛→糖尿病性神経障害,線維筋痛症,慢性腰痛症,変形性関節症
解説 解説
ノルアドレナリンは,積極性の元となる,気力・活力に関与する物質で,これが減少すると意欲や行動力が低下してきます。一方,セロトニンが減少すると不安や落ち込み,焦燥感という症状が出やすくなります。一般的に不安感や落ち込みの症状にはSSRIが選択され,気力・意欲の減少にはSNRIという使い分けを基本に,症状に合わせて処方されます。なお,デュロキセチン塩酸塩は,糖尿病性神経障害および線維筋痛症,慢性腰痛症,変形性関節症に伴う疼痛に対しても使用されます。
使用上の注意
警告 解説
基本的注意 解説
(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/モノアミン酸化酵素阻害薬(モノアミン酸化酵素の働き)(セレギリン塩酸塩(選択的MAO-B阻害薬),ラサギリンメシル酸塩(選択的MAO-B阻害薬),サフィナミドメシル酸塩(選択的MAO-B阻害薬))の服用中あるいは服用中止後2週間以内/[ミルナシプラン塩酸塩のみ]尿閉(前立腺疾患など)/[デュロキセチン塩酸塩のみ]高度の肝機能障害/高度の腎機能障害/コントロール不良の閉塞隅角緑内障/[ベンラファキシン塩酸塩のみ]重度の肝機能障害(Child-Pugh分類C)/重度の腎機能障害(糸球体濾過量15mL/分未満),透析中
(2)慎重に服用すべき場合……排尿困難(前立腺肥大症など)/緑内障または眼内圧亢進/心疾患/高血圧/てんかんなどのけいれん性疾患またはこれらの前歴/躁(そう)うつ病(双極性障害)/自殺念慮または自殺企図の前歴,自殺念慮のある人/脳の器質障害または統合失調症の素因のある人/衝動性が高い併存障害/高齢者/[ミルナシプラン塩酸塩のみ]肝機能障害/腎機能障害/[デュロキセチン塩酸塩のみ]過度のアルコール摂取者/出血性疾患の前歴または出血性素因のある人/軽度から中等度の肝機能障害・腎機能障害/[ベンラファキシン塩酸塩のみ]QT延長またはその前歴,著明な徐脈や低カリウム血症など/出血の危険性を高める薬剤の併用中,出血傾向または出血性素因のある人/軽度から中等度の肝機能障害・腎機能障害
(3)服用法……空腹時に服用すると吐きけ,嘔吐が強く現れるおそれがあるので,空腹時の服用は避けてください。
(4)海外での臨床試験・疫学調査結果……抗うつ薬の服用で,24歳以下の患者で自殺念慮・自殺企図の発現リスクが上昇すると報告されています。また,50歳以上の患者で骨折のリスクが上昇すると報告されています。
(5)危険作業に注意……本剤を服用すると,眠け,めまいなどがおこることがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械を操作する際には十分注意し,これらの症状を自覚した場合は危険作業に従事しないでください。
(6)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
重大な副作用 解説
[ミルナシプラン塩酸塩,デュロキセチン塩酸塩のみ](7)肝機能障害,黄疸。
[デュロキセチン塩酸塩,ベンラファキシン塩酸塩のみ](8)アナフィラキシー (呼吸困難,けいれん,喘鳴,血管浮腫,じん麻疹など)。(9)尿閉。
[ミルナシプラン塩酸塩のみ](10)白血球減少。
[デュロキセチン塩酸塩のみ](11)幻覚。
[ベンラファキシン塩酸塩のみ](12)QT延長,心室頻拍(トルサード・ドゥ・ポワントを含む),心室細動。(13)横紋筋融解症(筋肉痛,脱力感など)。(14)無顆粒球症,再生不良性貧血,汎血球減少症,好中球減少,血小板減少。(15)間質性肺疾患。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用 解説
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……眠け,めまい,ふらつき,立ちくらみ,頭痛,ふるえ,視調節障害,躁転,焦躁感,知覚減退(しびれ感など),不眠,頭がボーッとする,筋緊張亢進,アカシジア・口部ジスキネジア・パーキンソン様症状などの錐体外路(すいたいがいろ)障害,不安,幻覚,せん妄,被注察感,聴覚過敏,自生思考/頻脈,動悸,上室性頻拍/悪心・嘔吐,口渇,便秘,腹痛,腹部膨満感,胸やけ,味覚異常,舌異常,食欲不振,食欲亢進,口内炎,下痢,飲水量増加/排尿障害,頻尿,尿失禁/倦怠感,発汗,熱感,発熱,悪寒,冷感,耳鳴,息苦しい,性機能異常(勃起力減退,射精障害,精巣痛,精液漏など),鼻閉,関節痛,浮腫,脱力感,胸痛,脱毛
(3)検査などでわかる副作用……起立性低血圧,血圧上昇・低下/AST・ALT・γ-GTP上昇/尿蛋白陽性/トリグリセリド上昇/CK上昇
併用してはいけない薬 解説
注意して併用すべき薬
(2)本剤との併用で作用が弱まる可能性がある薬剤……降圧薬(クロニジン塩酸塩(中枢性α2刺激薬)など)
(3)併用するとセロトニン症候群が現れるおそれがある薬剤……炭酸リチウム(躁病に用いる薬),リスデキサンフェタミンメシル酸塩(AD/HD治療薬(4)),メチルチオニニウム塩化物水和物(メチレンブルー)
(4)併用すると高血圧,冠動脈収縮が現れるおそれがある薬剤……5-HT 1B/1D受容体作動薬(スマトリプタンコハク酸塩(セロトニン1B/1D受容体作動型片頭痛治療薬)など)
(5)併用すると起立性低血圧,頻脈がおこることがある薬剤……ジゴキシンの静脈内投与
(6)併用すると心血管作用(血圧上昇など)が強まるおそれがある薬剤……アドレナリン,ノルアドレナリン
海外評価 解説
- 6点
プレグナンシー・カテゴリー 解説
- C
- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
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データ更新日:2024/10/15