病気事典[家庭の医学]
じぞくぼっきしょう
持続勃起症
持続勃起症について解説します。
執筆者:
東神奈川駅ビル内科・泌尿器科院長
齋藤和男
原因は何か
陰茎(いんけい)動脈が陰茎の海綿体内に破れて大量の血液が陰茎内に流入する場合と、陰茎静脈がふさがる場合とがあります。
会陰部(えいんぶ)の外傷、白血病などの血液の病気、糖尿病、インポテンツの治療として行われている陰茎海綿体内自己注射や、アルコール、麻薬などの常習でも起こります。しかし、原因不明のことが多いのが実際です。
治療の方法
陰茎海綿体のなかを生理食塩水で洗浄したり、血管収縮薬を注射したりします。しかし、改善しなければ陰茎にたまった血液を取り除く手術や、陰茎に大量の血液が入り込まなくするような手術が必要です。
病気に気づいたらどうする
早めに泌尿器科に受診する必要があります。1日以上たってしまうと、海綿体が変性して将来勃起障害を来すことがあります。
情報提供元 :
(C)株式会社 法研
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