病気事典[家庭の医学]
けいぶやわきのしたにぐりぐりがふれる
頸部や腋の下にグリグリが触れる
頸部や腋の下にグリグリが触れるについて解説します。
執筆者:
北野病院副院長
服部明徳
どのような状態か・対処のしかた
頸部のグリグリは、唾液腺(だえきせん)、リンパ節、甲状腺(こうじょうせん)、動脈のいずれかです。腋の下のグリグリはリンパ節です。
頸部や腋の下にグリグリが触れた場合は、まず朝・夕の体温を測ります。体温が上昇している時には病院を受診してください。病院ではグリグリが何であるかを検討するとともに、血液検査で白血球などを測定して炎症の有無を確認します。そして、熱の原因とグリグリとの関連について調べます。
体温が平熱だった時には、1~2週間様子をみてください。大きさが小さくなっていれば、まず心配はいりません。頭にかぶれがあったり歯ぐきがはれたりすると、頸部のリンパ節が大きくなりますが、原因となるかぶれなどがよくなればリンパ節も小さくなります。そのまま様子をみてください。
もし大きさが変わらないか、大きくなってくる時には病院を受診してください。グリグリの正体がリンパ節なのかどうか調べます。場合によってはグリグリの一部をつまんで細胞を調べてから、治療を始めます。
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情報提供元 :
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