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みのさいくりんえんさんえん
ミノサイクリン塩酸塩
内服薬
種別
内服薬
大分類/中分類
抗生物質/その他の広域感性抗生物質
解説タイトル
テトラサイクリン系抗生物質
一般名 解説
ミノサイクリン塩酸塩
この薬の先発薬・後発薬を全て見る
剤形/保険薬価 解説
錠剤 / 50mg 1錠 14.30円
製薬会社 解説
東和
先発/ジェネリック 解説
先発品
分類 解説
広域感性抗生物質
規制 解説
使用量と回数 解説
初回100~200mg,以後12時間あるいは24時間ごとに100mg。小児の場合は1日2~4mg(顆粒0.1~0.2g)/kg(体重)を12時間あるいは24時間ごと。
識別コード 解説
50mg 包装コード:Tw. M 50 本体コード:Tw:M 50
その他 解説
保険収載年:1981/9
※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
処方目的 解説
[有効菌種]ブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,腸球菌属,淋菌,炭疽菌,大腸菌,赤痢菌,シトロバクター属,クレブシエラ属,エンテロバクター属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,プロビデンシア属,緑膿菌,梅毒トレポネーマ,リケッチア属(オリエンチア・ツツガムシ),クラミジア属,肺炎マイコプラズマ(マイコプラズマ・ニューモニエ)
解説 解説
使用上の注意
警告 解説
基本的注意 解説
(1)服用してはいけない場合……テトラサイクリン系薬剤に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……肝機能障害/腎機能障害/食道通過障害/経口摂取の不良な人,非経口栄養の人,全身状態の悪い人/高齢者
(3)尿の色など……服用によって,尿が黄褐~茶褐色,緑色,青色に変色したという報告が,また甲状腺が黒色になることがあります。心配はありませんが,処方医に伝えておいてください。
(4)小児……特に歯牙形成期にある8歳未満の小児が服用すると,歯牙の着色・エナメル質形成不全,一過性の骨発育不全をおこすことがあります。本剤は,他の薬剤が使用できないか無効の場合にのみ処方されます。
(5)服用法……(1)錠剤・カプセル剤は,食道に停留し崩壊すると食道潰瘍をおこすおそれがあるので,多めの水(150mL以上)で服用してください。特に就寝直前の服用などには注意してください。(2)顆粒剤は,粉末のまま,または水を加えてシロップ状にして服用してください。
(6)菌交代症……服用によって,菌交代症にもとづく新しい感染症がおこることがあります。感染症の変化があったり,治療が長びくようなときは薬の変更が必要なこともあるので,処方医に病状をよく伝えることが大切です。
(7)危険作業は中止……本剤を服用すると,めまい感が現れるおそれがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(8)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳しないことが望ましい。(「薬の知識」共通事項のみかた)
重大な副作用 解説
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用 解説
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……頭蓋内圧上昇に伴う症状(嘔吐,頭痛,複視,うっ血乳頭,大泉門膨隆(だいせんもんぼうりゅう)など)
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……色素沈着(皮膚・爪・粘膜),急性熱性好中球性皮膚症/めまい感,頭痛,しびれ感/黄疸/腹痛,悪心,嘔吐,食欲不振,胃腸障害,下痢,舌炎,便秘,口内炎,味覚異常,肛門周囲炎,歯牙着色,舌変色/出血傾向,神経炎/倦怠感,関節痛/耳鳴り,聴覚障害
(4)検査などでわかる副作用……AST・ALT上昇/低プロトロンビン血症/BUN上昇/好酸球増多
併用してはいけない薬 解説
注意して併用すべき薬
(2)本剤との併用で作用が強まることがある薬剤……ワルファリンカリウム(ワルファリンカリウム),メトトレキサート(メトトレキサート)(メトトレキサート),スルフォニルウレア系糖尿病用薬(糖尿病治療薬(スルフォニルウレア系))
(3)併用すると光線過敏症が起こるおそれがある薬剤……ポルフィマーナトリウム→直射日光,集中光などを避けてください。
(4)本剤との併用で効果が強まり,中毒症状が現れることがある薬剤……ジゴキシン(ジギタリス製剤)
(5)本剤との併用で効果が弱まり,不正性器出血の発現率が増大するおそれがある薬剤……経口避妊薬(低用量ピル)
(6)併用すると頭蓋内圧上昇が現れることがある薬剤……ビタミンA製剤(ビタミンA)(外用剤を除く),レチノイド製剤(レチノールパルミチン酸エステル,エトレチナート(エトレチナート),トレチノイン(レチノイド類似物質))
海外評価 解説
- 6点
プレグナンシー・カテゴリー 解説
- D
- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
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データ更新日:2024/10/15