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こぱきそんひかちゅうしりんじ
コパキソン皮下注シリンジ
注射薬
※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
処方目的 解説
多発性硬化症の再発予防
解説 解説
多発性硬化症は,外敵から自分を守るはずの免疫機能に異常がおきて,自分の体の一部を外敵とみなして攻撃することで症状が現れる疾患です(自己免疫疾患)。
多発性硬化症の再発予防における自己注射薬としては,2023年3月現在,インターフェロンベータ-1b(インターフェロンベータ-1b(遺伝子組み換え))(ベタフェロン),インターフェロンベータ-1a(インターフェロンベータ-1a(遺伝子組み換え))(アボネックス),グラチラマー酢酸塩(コパキソン),オファツムマブ(オファツムマブ(遺伝子組み換え))(ケシンプタ)の4種類が使用されており,病状や生活スタイル,副作用などにより,いずれかが選択されます。
本剤(コパキソン)は1日に1回の皮下注射,ベタフェロンは2日に1回の皮下注射,アボネックスは週1回の筋肉注射,ケシンプタは初回・1週後・2週後・4週後に皮下注射し,以降は4週間隔の皮下注射です。なお,本剤とケシンプタは1回使用の製剤ですので,再使用しないで廃棄してください。
多発性硬化症の再発予防における自己注射薬としては,2023年3月現在,インターフェロンベータ-1b(インターフェロンベータ-1b(遺伝子組み換え))(ベタフェロン),インターフェロンベータ-1a(インターフェロンベータ-1a(遺伝子組み換え))(アボネックス),グラチラマー酢酸塩(コパキソン),オファツムマブ(オファツムマブ(遺伝子組み換え))(ケシンプタ)の4種類が使用されており,病状や生活スタイル,副作用などにより,いずれかが選択されます。
本剤(コパキソン)は1日に1回の皮下注射,ベタフェロンは2日に1回の皮下注射,アボネックスは週1回の筋肉注射,ケシンプタは初回・1週後・2週後・4週後に皮下注射し,以降は4週間隔の皮下注射です。なお,本剤とケシンプタは1回使用の製剤ですので,再使用しないで廃棄してください。
使用上の注意
警告 解説
基本的注意 解説
(1)使用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に使用すべき場合……心機能障害/高齢者
(3)過敏性反応,注射直後反応……本剤の投与に関連した過敏性反応(呼吸困難,気管支けいれん,発疹,じん麻疹,失神)が現れることがあります。また,投与後の数分以内に注射直後反応(血管拡張,胸痛,呼吸困難,動悸,頻脈)が現れることがありますが,注射直後反応はほとんどが一過性で自然に消失するとされています。過敏性反応が疑われる症状が認められた場合には直ちに処方医に連絡してください。
(4)自己注射……本剤の投与開始にあたっては,医療施設において必ず医師の直接の監督のもとで投与を行います。また,医師により適用が妥当と判断された人は自己注射も可能です。(1)注射部位反応(注射部位の壊死,紅斑,疼痛など)が報告されているので,投与ごとに注射部位を変更します→腹部,上腕部,大腿部または腰部のそれぞれ左右を選び,同一部位への反復投与は避けること。原則として同一部位への投与は7日間あけること。(2)皮膚が敏感な部位,皮膚に異常のある部位(傷,発疹,発赤,硬結など)には注射しないこと。(3)上記の過敏性反応をはじめ,何らかの異常がみられたら,患者および家族,介護者は直ちに処方医に連絡してください。
(5)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ使用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
(2)慎重に使用すべき場合……心機能障害/高齢者
(3)過敏性反応,注射直後反応……本剤の投与に関連した過敏性反応(呼吸困難,気管支けいれん,発疹,じん麻疹,失神)が現れることがあります。また,投与後の数分以内に注射直後反応(血管拡張,胸痛,呼吸困難,動悸,頻脈)が現れることがありますが,注射直後反応はほとんどが一過性で自然に消失するとされています。過敏性反応が疑われる症状が認められた場合には直ちに処方医に連絡してください。
(4)自己注射……本剤の投与開始にあたっては,医療施設において必ず医師の直接の監督のもとで投与を行います。また,医師により適用が妥当と判断された人は自己注射も可能です。(1)注射部位反応(注射部位の壊死,紅斑,疼痛など)が報告されているので,投与ごとに注射部位を変更します→腹部,上腕部,大腿部または腰部のそれぞれ左右を選び,同一部位への反復投与は避けること。原則として同一部位への投与は7日間あけること。(2)皮膚が敏感な部位,皮膚に異常のある部位(傷,発疹,発赤,硬結など)には注射しないこと。(3)上記の過敏性反応をはじめ,何らかの異常がみられたら,患者および家族,介護者は直ちに処方医に連絡してください。
(5)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ使用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
重大な副作用 解説
(1)注射直後反応(投与後の数分以内:血管拡張,胸痛,呼吸困難,動悸,頻脈)。(2)注射部位壊死。(3)アナフィラキシー,過敏性反応(呼吸困難,気管支けいれん,発疹,じん麻疹,失神)。(4)肝機能障害。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用 解説
(1)おこることがある副作用……不安,ふるえ,失神,神経過敏,けいれん/悪心,嘔吐/血管拡張,動悸,頻脈/呼吸困難/腟カンジダ症,単純ヘルペス/発疹,多汗症,皮膚良性新生物/眼の障害/注射部位反応(紅斑,疼痛,腫瘤,かゆみ,浮腫,炎症,過敏症),局所反応,投与部位の萎縮/リンパ節症,疼痛,胸痛,顔面浮腫,悪寒,体重増加,浮腫
(2)検査などでわかる副作用……白血球数異常,肝酵素上昇
(2)検査などでわかる副作用……白血球数異常,肝酵素上昇
併用してはいけない薬 解説
併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。
注意して併用すべき薬
(1)併用すると注射部位反応の発現が増加したとの報告がある薬剤……副腎皮質ホルモン(副腎皮質ステロイド薬)
海外評価 解説
プレグナンシー・カテゴリー 解説
- B
- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
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データ更新日:2024/04/26