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内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

がんに使われる内服薬/分子標的治療薬

解説タイトル

サイクリン依存性キナーゼ阻害薬

一般名 解説

アベマシクリブ
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 50mg 1錠 3,258.70円
錠剤 / 100mg 1錠 5,949.20円
錠剤 / 150mg 1錠 8,460.10円

製薬会社 解説

イーライリリー

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

抗悪性腫瘍薬(CDK4/6阻害薬)

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

識別コード 解説

50mg 包装コード: 本体コード::50
100mg 包装コード: 本体コード::100
150mg 包装コード: 本体コード::150

その他 解説

保険収載年:2018/11

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

[パルボシクリブの適応症]手術不能または再発乳がん
[アベマシクリブの適応症]ホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能または再発乳がん

解説 解説

CDK(サイクリン依存性キナーゼ)4および6と呼ばれる酵素は,細胞分裂の周期(1つの細胞が2つに分裂する周期)の調節に主要な役割を担っています。がん細胞では,このCDK4/6の発現率が高く,細胞周期を調節するメカニズムが不能となって,無限にがん細胞が増殖してしまいます。
パルボシクリブおよびアベマシクリブは,このCDK4/6を特異的に阻害してがん細胞の増殖を抑制する新規の分子標的治療薬(サイクリン依存性キナーゼ阻害薬)です。どちらも,ホルモン受容体陽性,HER2(ハーツー;乳がん細胞に多くみられるタンパク質)陰性の患者が対象で,また内分泌療法薬(レトロゾール(アロマターゼ阻害薬),アナストロゾール(アロマターゼ阻害薬)など)と併用して使用します。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*両剤の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/[パルボシクリブのみ]妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……重度の肝機能障害/[アベマシクリブ]間質性肺疾患またはその既往歴
(3)骨髄抑制……骨髄抑制が現れることがあるので,本剤の服用開始前および服用中は定期的に血液検査を行います。
(4)間質性肺疾患……服用すると間質性肺疾患が現れることがあるので,呼吸困難,せき,発熱などの初期症状が現れた場合には,速やかに処方医に連絡してください。
(5)避妊……妊娠可能な女性およびパートナーが妊娠する可能性のある男性は,本剤の服用期間中および治療終了から一定期間は適切な避妊を行ってください。動物実験で催奇形性などが認められています。
(6)飲食物……(1)グレープフルーツジュース,グレープフルーツは,本剤の血中濃度を上昇させて効果を強めるおそれがあるので,服用中は摂取しないでください。(2)[パルボシクリブ]セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品は,本剤の血中濃度を低下させて効果を弱めるおそれがあるので,服用中は摂取しないでください。
(7)その他……
・妊婦での安全性……[アベマシクリブ]未確立。原則として服用しない。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性……服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性……未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)骨髄抑制(好中球減少,白血球減少,貧血,血小板減少,リンパ球減少,発熱性好中球減少症など)。(2)間質性肺疾患。
[アベマシクリブ](3)肝機能障害。(4)重度の下痢。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

[パルボシクリブ]
(1)おこることがある副作用……脱毛症,発疹,皮膚乾燥/流涙増加,霧視,眼乾燥/食欲減退/味覚異常/鼻出血/悪心,口内炎,下痢,嘔吐/疲労,感染症(尿路感染,上気道感染,口腔ヘルペス,歯肉炎など),無力症,発熱
(2)検査などでわかる副作用……腎機能障害(血中クレアチニン増加など)/AST・ALT増加

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

[パルボシクリブ]
(1)併用すると本剤の血中濃度が上昇し,副作用の発現頻度・重症度が増加するおそれがある薬剤……CYP3A阻害薬(コビシスタット(エイズ治療薬(2))(エイズ治療薬(3)),エルビテグラビル(エイズ治療薬(3)),イトラコナゾール(深在性真菌治療薬),リトナビル(エイズ治療薬(2)),ボリコナゾール(深在性真菌治療薬),クラリスロマイシン(マクロライド),ネルフィナビルメシル酸塩(エイズ治療薬(2)),ジルチアゼム塩酸塩(カルシウム拮抗薬),ベラパミル塩酸塩(カルシウム拮抗薬)など)
(2)併用すると本剤の血中濃度が低下し,有効性が弱まるおそれがある薬剤……強いCYP3A誘導薬(フェニトイン(フェニトイン),カルバマゼピン(カルバマゼピン),リファンピシン(リファンピシン),リファブチン(リファブチン),フェノバルビタール(バルビツール酸誘導体)など)
(3)本剤との併用で血中濃度が上昇する可能性がある薬剤……CYP3Aの基質となる薬剤(ミダゾラム,フェンタニル(フェンタニル外用薬)(フェンタニルクエン酸塩)など)

海外評価 解説

  • 5.0点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第32版(2019年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2019/09/24