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便秘が続く 病気事典[家庭の医学]- メディカルiタウン


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病気事典[家庭の医学]

便秘が続く

便・排便の異常

正常な便は、黄色から褐色がかった色調で、粘液や血液などが付着していない半ねり状の塊です。心身の何らかの異常により腸に障害が起こると便は様相を変え、泥のような・水のような下痢便になったり、硬くて十分に量が出ない便秘になったりします。

色や形なども異常を知らせるサインです。赤、黒、白などの色の便が出ているなら要注意。一度、きちんと調べてもらってください。

便秘から考えられる主な病気

主な症状と、付随する症状から、疑われる病気を調べることができます。
病気名を選択すると、その病気の解説へ遷移します。

症状 疑われる病気名
腹痛あり 便秘や下痢が数カ月以上続く、排便すると落ち着く 過敏性腸症候群
周期的に起こる強い腹痛、腹部膨満・膨隆、吐き気、嘔吐 腸閉塞
下痢、軟便、腹痛、発熱、血便 大腸憩室症
血便、便が細くなる、残便感 大腸がん直腸がん
頑固な便秘、腹部膨満、嘔吐 巨大結腸症
腹部膨満感、下腹部痛、不正性器出血、頻尿 卵巣腫瘍
下腹部痛、発熱、吐き気、嘔吐、下痢 骨盤腹膜炎
レイノー現象、皮膚が硬くなる、嚥下障害、咳、息切れ、関節痛 全身性強皮症
腹痛なし 肩こり、上肢の痛み・脱力感、手指の感覚異常、歩行障害 頸椎症
背部痛、手足の痛み・感覚鈍麻、歩行障害 脊髄の腫瘍
汗をかかない、寒がり、皮膚の乾燥、脱毛、顔のむくみ、かすれ声 甲状腺機能低下症
高血圧、頭痛、発汗過多、動悸、やせ、胸痛、視力障害 褐色細胞腫
脱力感、筋力低下、吐き気、嘔吐、多尿、多飲 低カリウム血症
排便に伴う肛門の痛み、出血 裂肛
倦怠感、めまい、動悸、頭痛、息切れ、肩こり、下痢 本態性低血圧症
常習便秘 食事量・食物繊維の摂取不足、運動不足、排便の意識的抑制、旅行などによる排便習慣の変化、環境の変化、ストレスなど
[ご利用上の注意]
一般的な医学知識の情報を提供するもので、皆様の症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方は、医療機関にご相談ください。

便秘

便秘とは、便通の回数が減り、便が硬くなり、また便の量が少ない状態のことです。

便秘についての明確な定義はありません。健康な人の多くは1日に1回程度の排便がありますが、2~3日に1回でもそれが習慣になっていて、ほかにおなかが張るとか腹痛などの苦痛が何もなく、満足しているなら便秘とはいいません。反対に、1日に1回排便があっても、量がとても少なかったり、残便感があるような場合は便秘と考えられています。一般に、3~4日以上排便がない場合を便秘といっています。

多くの人は朝食後に排便しますが、実はこれは理にかなった行為です。口から入った食物は、大腸を10~20時間ほどかけてゆっくりと通過していきます。普段はあまり動いていない大腸ですが、食事をとると活発に蠕動(ぜんどう)を起こします。蠕動とは消化管などがその内容物をミミズ(蠕虫)によく似た動き方で押し進める運動のことです。

なかでも朝食後が1日のうちで最も活発になり、そのため朝食後に排便したくなるわけです。便秘の予防法として、便意がなくても朝食後にはとにかく便器に座ろう、といわれるのはこのためです。ただし、朝にこだわる必要はありません。朝食はとらない、朝は時間の余裕がないという人は、1日のうち余裕のある時、便意がなくても決まった時間に便器に座る習慣をつけるようにしましょう。

常習便秘と症候性便秘

便秘は一般に、常習便秘(機能性便秘)と症候性便秘(器質性便秘)に分けられます。

便秘のなかで最も多くみられるのは常習便秘です。食事の量・食物繊維の摂取不足、運動不足、女性に多い「外出したら排便はしない」などの意識的な排便の抑制、旅行などによる排便習慣の変化、環境の変化、ストレスなどによる大腸の機能異常によって起こります。

常習便秘は、これらの原因をとり除けば普通は解消されるはずですが、それでも便秘が続き、苦しいなら一度調べてもらってください。

一方、症候性便秘とは何らかの病気によって起こる便秘です。大腸がんなど消化器系、頸椎症(けいついしょう)など脳神経系、甲状腺機能低下症など内分泌系などの病気で起こります。

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