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ありどねぱっち

アリドネパッチ

外用薬

処方薬情報の見方

種別

外用薬

大分類/中分類

経皮吸収型の製剤/経皮吸収型の製剤

解説タイトル

ドネペジル

一般名 解説

ドネペジル
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

貼付剤 / 27.5mg 1枚 289.80円
貼付剤 / 55mg 1枚 441.40円

製薬会社 解説

帝国製薬=興和

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

アルツハイマー型認知症治療薬(ドネペジル経皮吸収型製剤)

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

識別コード 解説

27.5mg 本体コード:アリドネパッチ 27.5mg
55mg 本体コード:アリドネパッチ 55mg

その他 解説

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制

解説 解説

アルツハイマー型認知症では,アセチルコリンやグルタミン酸など多くの神経伝達物質の伝達障害が生じています。本剤は,アセチルコリンエステラーゼ阻害作用により脳内アセチルコリン量を増加させることで,認知症の症状が進行するのを遅らせます。
本剤は,アルツハイマー型認知症と診断された患者にのみ使用します。アルツハイマー型認知症以外の認知症性疾患においての本剤の有効性は確認されていません。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

(1)使用してはいけない場合……本剤の成分またはピペリジン誘導体に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に使用すべき場合……心疾患(心筋梗塞,弁膜症,心筋症など),電解質異常(低カリウム血症など)/洞不全症候群,心房内および房室接合部伝導障害などの心疾患/消化性潰瘍の前歴/気管支ぜんそくまたは閉塞性肺疾患の前歴/錐体外路(すいたいがいろ)障害(パーキンソン病,パーキンソン症候群など)
(3)使用法……原則として1回につき1枚のみ貼付し,24時間ごとに取り替えます。貼付するときは,医療従事者または家族などの管理のもとで行います。貼付による皮膚症状を避けるため,貼付部位を毎回変更し,同一部位への貼付は7日以上の間隔をあけます。背部,上腕部または胸部の正常で健康な皮膚で,清潔で乾燥していて体毛が少ない,衣服を着用してもこすれにくい部位に貼付します。
(4)光線過敏症……貼付によって光線過敏症が現れるおそれがあるので,衣服で覆うなど貼付部位への直射日光を避けてください。また,本剤をはがした後も貼付していた部位への直射日光を避けてください。
(5)危険作業は中止……本剤を使用すると,意識障害,めまい,眠けなどが現れることがあります。使用中は自動車の運転など危険を伴う作業は行わないようにしてください。
(6)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ使用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)QT延長,心室頻拍(トルサード・ドゥ・ポアントを含む),心室細動,洞不全症候群,洞停止,高度徐脈,心ブロック(洞房ブロック,房室ブロック),失神。(2)心筋梗塞,心不全。(3)消化性潰瘍(胃・十二指腸潰瘍),十二指腸潰瘍穿孔(せんこう),消化管出血。(4)肝炎,肝機能障害,黄疸。(5)脳性発作(てんかん,けいれんなど),脳出血,脳血管障害。(6)錐体外路障害(寡動(かどう),運動失調,ジスキネジア,ジストニア,ふるえ,不随意運動,歩行異常,姿勢異常,言語障害など)。(7)悪性症候群(無動緘黙(かんもく)(無言),強度の筋強剛,嚥下困難,頻脈,血圧の変動,発汗など)。(8)横紋筋融解症(筋肉痛,脱力感など)。(9)呼吸困難。(10)急性膵炎。(11)急性腎障害。(12)原因不明の突然死。(13)血小板減少。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

海外評価 解説

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2024年2月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2024/04/26