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れっとヴぃも
レットヴィモ
内服薬
※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
処方目的 解説
RET融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん/RET融合遺伝子陽性の根治切除不能な甲状腺がん/RET遺伝子変異陽性の根治切除不能な甲状腺髄様がん
解説 解説
RET融合遺伝子とは,RET遺伝子と他の遺伝子とが染色体転座の結果,融合してできる異常な遺伝子です。RET融合遺伝子が形成されるとRET融合蛋白質の中のチロシンキナーゼという酵素の活性が上昇し,細胞の「がん化」を引きおこします。また,RET遺伝子は融合ではなく単独で変異をおこすことがあり,これもがんの原因遺伝子となります。本剤は,これらの活性化されたRET(RET融合および変異の双方)を阻害することにより,がん細胞の増殖を抑制すると考えられています。
RET融合遺伝子は非小細胞肺がんの人の約2%,甲状腺乳頭がんの10~20%に認められ,RET遺伝子変異は甲状腺髄様がん(MTC)のうちの遺伝性MTCで90%超,散発性MTCで60%超に認められています。
RET融合遺伝子は非小細胞肺がんの人の約2%,甲状腺乳頭がんの10~20%に認められ,RET遺伝子変異は甲状腺髄様がん(MTC)のうちの遺伝性MTCで90%超,散発性MTCで60%超に認められています。
使用上の注意
警告 解説
本剤は,緊急時に十分に対応できる医療施設で,がん化学療法に十分な知識・経験をもつ医師のもと,本剤が適切と判断される人にのみ使用される薬剤です。治療開始に先立ち,患者または家族は医師から有効性および危険性について十分に聞き・たずね,同意したのち使用を開始しなければなりません。
基本的注意 解説
(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアナフィラキシーなどの重篤なアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……QT間隔延長のおそれまたはその前歴/高血圧症/間質性肺疾患またはその前歴/重度の肝機能障害(Child-Pugh分類C)
(3)セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品……一緒に摂取すると本剤の有効性が弱まる可能性があるので,本剤の服用中は摂取しないでください。
(4)避妊……妊娠可能な女性およびパートナーが妊娠する可能性のある男性は,本剤服用中と服用終了後一定期間は適切な避妊法を用いてください。動物実験で胎児の死亡および奇形が認められています。
(5)成長期にある若年者……(1)成長期にある若年男性または男児が服用する場合には,造精機能の低下が現れる可能性があります。(2)成長期にある若年者においては骨端線に異常がないか十分に観察することが必要です。骨端線に異常が認められた場合には,服用継続の可否を慎重に判断します。
(6)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳しないことが望ましい。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
(2)慎重に服用すべき場合……QT間隔延長のおそれまたはその前歴/高血圧症/間質性肺疾患またはその前歴/重度の肝機能障害(Child-Pugh分類C)
(3)セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品……一緒に摂取すると本剤の有効性が弱まる可能性があるので,本剤の服用中は摂取しないでください。
(4)避妊……妊娠可能な女性およびパートナーが妊娠する可能性のある男性は,本剤服用中と服用終了後一定期間は適切な避妊法を用いてください。動物実験で胎児の死亡および奇形が認められています。
(5)成長期にある若年者……(1)成長期にある若年男性または男児が服用する場合には,造精機能の低下が現れる可能性があります。(2)成長期にある若年者においては骨端線に異常がないか十分に観察することが必要です。骨端線に異常が認められた場合には,服用継続の可否を慎重に判断します。
(6)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳しないことが望ましい。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
重大な副作用 解説
(1)肝機能障害。(2)QT間隔延長。(3)遅発性の過敏症(発疹,発熱など)。(4)高血圧。(5)間質性肺疾患。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用 解説
(1)おこることがある副作用……口内乾燥,下痢,悪心,腹痛,便秘,嘔吐/浮腫,疲労,発熱/鼻出血/甲状腺機能低下症/食欲減退/頭痛,浮動性めまい/発疹
(2)検査などでわかる副作用……好中球減少,血小板減少,貧血/血中クレアチニン増加,リンパ球減少症,低マグネシウム血症
(2)検査などでわかる副作用……好中球減少,血小板減少,貧血/血中クレアチニン増加,リンパ球減少症,低マグネシウム血症
併用してはいけない薬 解説
併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。
注意して併用すべき薬
(1)本剤との併用で副作用が強まるおそれがある薬剤……CYP2C8の基質となる薬剤(レパグリニド(速効型食後血糖降下薬),ピオグリタゾン塩酸塩(ピオグリタゾン塩酸塩),モンテルカストナトリウム(ロイコトリエン拮抗薬)など),CYP3Aの基質となる薬剤(ミダゾラム(ミダゾラム),トリアゾラム(ベンゾジアゼピン系催眠薬),ロミタピドメシル酸塩(ロミタピド)など)
(2)併用すると本剤の副作用が強まるおそれがある薬剤……CYP3A阻害薬(イトラコナゾール(深在性真菌治療薬),クラリスロマイシン(マクロライド),エリスロマイシン(マクロライド)など)
(3)併用すると本剤の有効性が弱まるおそれがある薬剤……CYP3A誘導薬(リファンピシン(リファンピシン),フェニトイン(フェニトイン),ボセンタン水和物(肺動脈性肺高血圧症治療薬(1))など),プロトンポンプ阻害薬(プロトンポンプ阻害薬)(オメプラゾール,ランソプラゾール,エソメプラゾールマグネシウム水和物など),H2受容体拮抗薬(ヒスタミンH2受容体拮抗薬)(ラニチジン塩酸塩,ファモチジン,シメチジンなど),制酸剤(制酸剤)(沈降炭酸カルシウム,水酸化マグネシウム,水酸化アルミニウムなど)
(2)併用すると本剤の副作用が強まるおそれがある薬剤……CYP3A阻害薬(イトラコナゾール(深在性真菌治療薬),クラリスロマイシン(マクロライド),エリスロマイシン(マクロライド)など)
(3)併用すると本剤の有効性が弱まるおそれがある薬剤……CYP3A誘導薬(リファンピシン(リファンピシン),フェニトイン(フェニトイン),ボセンタン水和物(肺動脈性肺高血圧症治療薬(1))など),プロトンポンプ阻害薬(プロトンポンプ阻害薬)(オメプラゾール,ランソプラゾール,エソメプラゾールマグネシウム水和物など),H2受容体拮抗薬(ヒスタミンH2受容体拮抗薬)(ラニチジン塩酸塩,ファモチジン,シメチジンなど),制酸剤(制酸剤)(沈降炭酸カルシウム,水酸化マグネシウム,水酸化アルミニウムなど)
海外評価 解説
- 6点
プレグナンシー・カテゴリー 解説
- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2024年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。
データ更新日:2024/10/15