お薬検索

でゅたすてりどえーぶい

デュタステリドAV

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

皮膚科・泌尿器科の薬/泌尿器科の薬

解説タイトル

5α還元酵素阻害薬

一般名 解説

デュタステリド
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

カプセル剤 / 0.5mg 1カプセル 33.50円

製薬会社 解説

ビオメディクス=フェルゼン

先発/ジェネリック 解説

ジェネリック ジェネリック医薬品

分類 解説

5α還元酵素阻害薬(前立腺肥大症治療薬)

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

1日1回0.5mg(1カプセル)。

識別コード 解説

0.5mg 包装コード:BM D58 本体コード:デュタステリド AV 「BMD」 0.5mg

その他 解説

保険収載年:2009/9

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

前立腺肥大症

解説 解説

男性ホルモンの一種であるテストステロンは,5α(アルファ)還元酵素の働きによって活性の高いジヒドロテストステロンに変換され,前立腺肥大など男性特有の症状を引きおこすことがあります。本剤は,この5α還元酵素の働きを阻害し,ジヒドロテストステロンの産生を抑制することにより,肥大した前立腺を縮小させ,下部尿路症状の軽減や尿流の改善をもたらします。
同じ作用を有する5α還元酵素阻害薬には,プロペシア(フィナステリドほか),ザガーロ(フィナステリドほか)があります。プロペシア,ザガーロの適応症が男性型脱毛症であるのに対し,本剤は,前立腺肥大症に適用されます。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*デュタステリド(アボルブ)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分および他の5α還元酵素阻害薬に対するアレルギーの前歴/重度の肝機能障害/女性/小児
(2)慎重に服用すべき場合……肝機能障害(重度の肝機能障害を除く)
(3)服用法……(1)本剤は内容物が口腔咽頭粘膜を刺激する場合があるので,カプセルは噛んだり開けたりせずに服用してください。(2)服用開始すぐに改善が認められる場合もありますが,通常6カ月間の治療が必要なので,勝手に服用をやめてはいけません。
(4)経皮吸収……本剤は皮膚を通して吸収(経皮吸収)されますから,女性や小児はカプセルから漏れた薬剤に触れてはいけません。漏れた薬剤に触れたときには,直ちに石鹸と水で洗ってください。

重大な副作用 解説

(1)肝機能障害,黄疸。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(じん麻疹,アレルギー反応,発疹,かゆみ,限局性浮腫,血管浮腫)
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……リビドー減退,浮動性めまい,抑うつ気分,味覚異常/勃起不全,乳房障害(女性化乳房,乳頭痛,乳房痛,乳房不快感),射精障害,精巣痛,精巣腫脹/脱毛症(主に体毛脱落),多毛症/腹部不快感,下痢/倦怠感
(3)検査などでわかる副作用……血中CK増加

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると本剤の作用が強まる可能性がある薬剤……CYP3A4阻害作用を有する薬剤(リトナビル(エイズ治療薬(2))など)

海外評価 解説

  • 6点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • X

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2024年2月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2024/04/26