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ぷりまきん

プリマキン

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

その他の薬/寄生虫・原虫用の薬

解説タイトル

抗マラリア薬(3)

一般名 解説

プリマキンリン酸塩
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 15mg 1錠 2,242.80円

製薬会社 解説

サノフィ

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

抗マラリア薬

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

成人は30mg,小児は体重1kgにつき0.5mg(最大30mg)を1日1回14日間,食後に服用。

識別コード 解説

15mg 本体コード:P97

その他 解説

保険収載年:2016/5

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

三日熱マラリアおよび卵形マラリア

解説 解説

本剤は,三日熱マラリアおよび卵形マラリアの根治治療薬です。メフロキン塩酸塩(抗マラリア薬(1))などの急性期治療薬を用いて赤血球中のマラリア原虫を殺滅した後に,本剤によって肝細胞中に残存する原虫の休眠体(ヒプノゾイト)を殺滅します。

使用上の注意

警告 解説

 グルコース-6-リン酸脱水素酵素(G6PD)欠損症の患者が本剤を服用すると,重篤な溶血性貧血のおこることが認められています。事前にG6PD欠損症などの溶血性貧血のリスクの有無について十分に確認することが必要です。

基本的注意 解説

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/グルコース-6-リン酸脱水素酵素(G6PD)欠損症/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……関節リウマチやエリテマトーデスなどによって顆粒球減少の傾向を呈する人/溶血性貧血の前歴・家族歴,および先天性NADH・メトヘモグロビン還元酵素欠損症/溶血または骨髄抑制を引きおこす可能性のある薬剤の使用中
(3)溶血性貧血……本剤の服用により溶血性貧血が現れるおそれがあります。溶血性貧血は服用開始後1週間以内に認められることがあるので,服用前および服用中はヘモグロビン値,ハプトグロビン値などの血液検査を頻回に行い,異常が認められた場合は本剤による治療継続の可否を慎重に判断します。
(4)避妊……本剤は遺伝毒性の可能性が報告されています。妊娠する可能性のある女性,およびパートナーが妊娠する可能性のある男性は適切な避妊を行ってください。
(5)その他……
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)溶血性貧血(尿の暗色化,ヘモグロビン値あるいは赤血球数の急激な減少など),白血球減少,メトヘモグロビン血症。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……悪心,嘔吐,胃部不快感,腹痛/浮動性めまい

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると溶血性貧血の危険性が高まる可能性がある薬剤……イブプロフェン(アリールプロピオン酸系NSAID)などの解熱鎮痛薬,セフェム系抗生物質製剤(セフェム系抗生物質),メチルチオニニウム塩化物水和物(メチレンブルー)など
(2)併用すると骨髄抑制による副作用が強まるおそれがある薬剤……抗悪性腫瘍薬,骨髄抑制薬,ペニシラミン(ペニシラミン),金製剤など
(3)併用するとQT延長をおこすおそれがある薬剤……キノロン系抗菌薬(モキシフロキサシン塩酸塩(ニューキノロン剤),レボフロキサシン水和物(ニューキノロン剤)など),クラスIA抗不整脈薬(キニジン硫酸塩水和物(キニジン硫酸塩水和物),プロカインアミド塩酸塩(プロカインアミド塩酸塩)など),クラスⅢ抗不整脈薬(アミオダロン塩酸塩(アミオダロン塩酸塩),ソタロール塩酸塩(ベーター・ブロッカー(適応症に不整脈を含むもの))など),スルピリド(ベンズアミド系抗精神病薬)(スルピリド),イミプラミン塩酸塩(三環系抗うつ薬),ピモジド,ハロペリドール(ブチロフェノン系薬剤),エリスロマイシン(マクロライド),コハク酸ソリフェナシン(過活動膀胱治療薬(1))など

海外評価 解説

  • 4点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

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データ更新日:2024/04/26