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外用薬

処方薬情報の見方

種別

外用薬

大分類/中分類

がんに使われる外用薬/がんに使われるその他の薬剤

解説タイトル

メトロニダゾール外用薬

一般名 解説

メトロニダゾール
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

ゲル剤 / 0.75% 1g 102.20円

製薬会社 解説

マルホ

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

がん性皮膚潰瘍臭改善薬

規制 解説

使用量と回数 解説

識別コード 解説

その他 解説

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

がん性皮膚潰瘍部位の殺菌・臭気の軽減/酒(しゅ)さ

解説 解説

本剤は,進行がんの皮膚潰瘍部位で増殖し,臭気物質(プトレシン,カダベリン)を産生する数種類のグラム陽性およびグラム陰性嫌気性菌に対して抗菌作用を発揮し,臭気を軽減する国内初の外用薬です。1日1~2回,潰瘍部位に本剤をガーゼなどにのばして貼付するか,直接塗布してその上をガーゼなどで保護して使用します。
また,本剤は「酒さ」いわゆる「赤ら顔」にも効果があり,1日2回,患部を洗浄後,適量を塗布します。この場合の使用期間は通常12週間までです。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

(1)使用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/脳,脊髄の器質的疾患/妊娠3カ月以内の女性
(2)慎重に使用すべき場合……血液疾患/脳・脊髄腫瘍
(3)紫外線の曝露……本剤の使用中は,日光または日焼けランプなどによる紫外線の曝露を避けるようにします。本剤は紫外線照射により不活性体に転換され,効果が減弱することがあります。
(4)アルコール……お酒を飲むと精神症状,腹部の疝痛,嘔吐,潮紅が現れることがあるので,使用期間中は飲酒を避けてください。
(5)その他……
・妊婦での安全性:未確立。妊娠3カ月以内は使用しないこと。
・授乳婦での安全性:使用するときは授乳しないことが望ましい。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

重大な副作用はありませんが,そのほかの副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(じん麻疹,血管浮腫)
(2)おこることがある副作用……潰瘍部位からの出血,皮膚乾燥,紅斑,そう痒症,皮膚不快感(皮膚灼熱感,皮膚疼痛,皮膚刺痛),皮膚刺激,接触性皮膚炎,皮膚剥脱(はくだつ),顔面腫脹/末梢神経障害(四肢のしびれ,感覚鈍麻,錯感覚など),味覚異常(金属味)/悪心

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)本剤との併用で血中アセトアルデヒド濃度が上昇し,ジスルフィラム-アルコール反応をおこすおそれがある薬剤……リトナビル含有製剤(内用液)(エイズ治療薬(2)
(2)併用すると精神症状(錯乱など)が現れることがある薬剤……ジスルフィラム(断酒薬
(3)本剤との併用で抗凝血作用が強まり,出血などが現れることがある薬剤……クマリン系抗凝血薬(ワルファリンカリウム(ワルファリンカリウム)など)
(4)本剤との併用でリチウム中毒が現れることがある薬剤……リチウム(躁病に用いる薬
(5)本剤との併用で作用が強まることがある薬剤……5-フルオロウラシル(フルオロウラシル),ブスルファン(ブスルファン),シクロスポリン(シクロスポリン
(6)併用すると本剤の作用が弱まる可能性がある薬剤……フェノバルビタール(バルビツール酸誘導体

海外評価 解説

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2024年2月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2024/04/26