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ゴナックス皮下注用

注射薬

処方薬情報の見方

種別

注射薬

大分類/中分類

がんに使われる注射薬/抗ホルモン剤

解説タイトル

デガレリクス酢酸塩

一般名 解説

デガレリクス酢酸塩
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

注射用剤 / 80mg 1瓶(溶解液付) 19,587.00円
注射用剤 / 120mg 1瓶(溶解液付) 23,823.00円
注射用剤 / 240mg 1瓶(溶解液付) 28,775.00円

製薬会社 解説

フェリング

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

抗ホルモン剤(GnRHアンタゴニスト)

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

識別コード 解説

その他 解説

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

前立腺がん

解説 解説

本剤は,国内初の前立腺がんを適応症としたGnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)アンタゴニスト(拮抗薬)です。GnRHは,男性ホルモンのテストステロンの産生に関わっています。テストステロンは男性機能維持のために必要なホルモンですが, 前立腺がんにおいてはがん細胞の増殖を促進してしまいます。本剤は,GnRH受容体へのGnRHの結合を阻害することでテストステロンの産生を低下させ,がん細胞の増殖を抑制します。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

(1)使用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に使用すべき場合……間質性肺疾患またはその前歴
(3)その他……
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)間質性肺疾患。(2)肝機能障害。(3)糖尿病の増悪。(4)心不全。(5)血栓塞栓症(心筋梗塞,脳梗塞,静脈血栓症,肺塞栓症など)。(6)ショック,アナフィラキシー。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)おこることがある副作用……(注射部位での)疼痛,硬結,紅斑,腫脹,かゆみ,熱感,結節,内出血,発疹,小水疱,変色,炎症,膿瘍,蜂巣炎/心室性期外収縮/便秘,嘔吐,下痢,悪心,胃炎,腹部膨満,歯周炎/鼻咽頭炎,膀胱炎/食欲減退,中心性肥満/筋力低下,関節痛,筋骨格硬直,筋痙縮(けいしゅく),頸部痛,背部痛,四肢痛,骨密度減少,肋骨骨折/結腸がん,胃がん,脂肪腫/不眠症,頭痛,気力低下,浮動性めまい,神経痛,脳出血,坐骨神経痛/夜間頻尿,排尿困難/勃起不全,女性化乳房,精巣萎縮/湿性のせき/多汗症,かゆみ,皮下出血,発疹,湿疹,じん麻疹,全身性のかゆみ,血管浮腫/ほてり,潮紅/体重増加,発熱,倦怠感,疲労,末梢性浮腫,悪寒,体重減少,無力症
(2)検査などでわかる副作用……貧血,ヘモグロビン減少,白血球減少,血小板減少症/心電図QT延長/ALT・AST・γ-GTP・AL-P増加,肝機能異常,脂肪肝,肝酵素上昇/CRP増加/糖尿病,血中コレステロール増加,高脂血症/血中尿酸増加/血中尿素増加/高血圧,血圧上昇

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

海外評価 解説

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2024年2月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2024/04/26