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あどそるびんげんまつ

アドソルビン原末

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

胃腸の薬/整腸薬・下痢止め

解説タイトル

その他の止瀉薬

一般名 解説

天然ケイ酸アルミニウム
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

末剤 /  10g 7.90円

製薬会社 解説

アルフレッサ

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

止瀉薬・整腸薬

規制 解説

使用量と回数 解説

1日3~10gを3~4回に分けて服用。

識別コード 解説

その他 解説

保険収載年:1984/4

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

下痢症

解説 解説

古くからある止瀉薬などをまとめています。
タンニン酸アルブミンは,タンニン酸による緩やかな収斂(しゅうれん)作用で下痢を止めます。ビスマス製剤には,収斂作用と粘膜保護作用があります。天然ケイ酸アルミニウムは,胃や腸で有害物質や過剰な水分を吸着して,収斂作用・止瀉作用を示します。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*全剤の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……[共通]出血性大腸炎(O157などの腸管出血性大腸菌や赤痢菌などの重い細菌性下痢患者)/[タンニン酸アルブミンのみ]牛乳アレルギー/経口鉄剤の服用中(東洋製化=小野,日医工=岩城,山善のみ)/本剤に対するアレルギーの前歴/[次硝酸ビスマスのみ]慢性消化管通過障害または重い消化管潰瘍/[天然ケイ酸アルミニウムのみ]腸閉塞/透析療法中の人
(2)特に慎重に服用すべき場合(治療上やむを得ないと判断される場合を除き服用は避けること)……細菌性下痢のある人(治療期間が延びるおそれがあります)
(3)慎重に服用すべき場合……[タンニン酸アルブミン]肝障害/[次硝酸ビスマス]便秘,結腸ろう・回腸ろう・人工肛門増設術を受けた人,消化管憩室のある人/[天然ケイ酸アルミニウム]便秘/腎障害/リン酸塩低下のある人
(4)精神神経系障害……[次硝酸ビスマス]精神神経系障害が現れることがあるので,長期連続服用は避け,原則として1カ月に20日程度(週に5日以内)にとどめます。
(5)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用(次硝酸ビスマスは服用量・服用期間に注意)。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討(次硝酸ビスマスは服用量・服用期間に注意)。
・小児での安全性:[天然ケイ酸アルミニウム]未確立。[次硝酸ビスマス]未確立(服用量・服用期間に注意)。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

[タンニン酸アルブミン](1)ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,じん麻疹,顔面浮腫,気管支ぜんそく発作など)。
[次硝酸ビスマス](2)連続服用(1日3~20gを1カ月~数年間)により,間代性けいれん,昏迷,錯乱,運動障害などの精神神経系障害(初期症状:不安,不快感,記憶力減退,頭痛,無力感,注意力低化,ふるえなど)。(3)亜硝酸中毒(メトヘモグロビン血症,血圧降下,皮膚の紅潮)。また,便秘が現れた場合は,亜硝酸中毒のおそれがあるので減量や休薬が必要です。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……吐きけ・嘔吐,食欲不振,便秘,胃部膨満などの消化器症状/[タンニン酸アルブミン](長期・大量服用で)肝障害/[次硝酸ビスマス]歯ぐき・舌・口腔内などの青色または青黒色の着色(この場合は服用を中止します)

併用してはいけない薬 解説

[タンニン酸アルブミン(東洋製化=小野,日医工=岩城,山善のみ)]経口鉄剤(鉄補給剤)→相互に作用が弱まることがあります。

注意して併用すべき薬

(1) 本剤との併用で作用が弱まるおそれがある薬剤……[タンニン酸アルブミン]ロペラミド塩酸塩(ロペラミド), [天然ケイ酸アルミニウム]テトラサイクリン系抗生物質(テトラサイクリン系抗生物質),ニューキノロン系抗菌薬(ニューキノロン剤
(2)[天然ケイ酸アルミニウム]そのほかの併用薬剤の吸収・排泄に影響することがあるので,併用するときは服用時間をずらすことが望まれます。

海外評価 解説

  • 1点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27