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内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

ビタミン剤と栄養補給・貧血・止血の薬/その他の血液関連疾患用薬

解説タイトル

エルトロンボパグ オラミン

一般名 解説

エルトロンボパグ オラミン
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 12.5mg 1錠 2,211.40円
錠剤 / 25mg 1錠 4,356.50円

製薬会社 解説

ノバルティス

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

経口造血刺激薬(トロンボポエチン受容体作動薬)

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

「基本的注意」の(3)を参照。

識別コード 解説

12.5mg 包装コード:GS MZ 1 12.5 本体コード:GS MZ 1 12.5
25mg 包装コード:GS NX 3 25 本体コード:GS NX 3 25

その他 解説

保険収載年:2010/12

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

慢性特発性血小板減少性紫斑病/再生不良性貧血

解説 解説

本剤は,ヒトトロンボポエチン受容体との特異的な相互作用を介して,トロンボポエチンのシグナル伝達経路を活性化することにより,巨核球と骨髄前駆細胞・骨髄幹細胞の増殖および分化を促進させ,血小板および多系統の血球が増加すると考えられています。本剤は希少疾病用医薬品に指定されています。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……肝機能障害/腎機能障害/アンチトロンビンⅢ欠損,抗リン脂質抗体症候群などの血栓塞栓症の素因のある人
(3)服用方法……(1)本剤は,食事とともに服用すると血中濃度が低下することがあるので,食事の前後2時間を避けて空腹時に服用します。(2)制酸剤,乳製品,多価陽イオン(鉄,カルシウム,アルミニウム,マグネシウム,セレン,亜鉛など)含有製剤などとともに服用すると本剤の血中濃度が低下するので,本剤服用の前4時間および後2時間はこれらの摂取を避けてください。
[慢性特発性血小板減少性紫斑病の場合](1)初回服用量12.5mgを1日1回,空腹時に服用し,血小板数,症状に応じて適宜増減します。1日最大50mg。(2)本剤を1日50mg,4週間服用しても血小板数が増加せず,臨床的に問題となる出血傾向の改善が認められない場合には,本剤の服用中止を考慮します。
[再生不良性貧血の場合](1)〔抗胸腺細胞免疫グロブリンで未治療の場合〕抗胸腺細胞免疫グロブリンとの併用において75mgを1日1回,空腹時に服用し,患者の状態に応じて適宜減量します。26週間服用しても血球数の改善が認められない場合は服用を中止します。(2)〔既存治療で効果不十分な場合〕初回服用量25mgを1日1回,空腹時に服用し,患者の状態に応じて適宜増減します。1日最大服用量100mg。16週間服用しても血球数の改善が認められない場合は服用を中止します。
(4)頻回に検査……本剤の服用中止後2週間以内に,血小板数が服用開始前の値まで低下し,出血を生じることがあるので,本剤の服用中止後4週間程度は頻回に血小板数を測定します。
(5)白内障……げっ歯類を用いた毒性試験において,白内障がみられました。また,臨床試験において,白内障が報告されているので,白内障に対する眼科的な検査を定期的に行います。
(6)検査前に伝達……本剤は赤色~褐色であるため,服用により血清の色が濃い赤褐色または暗褐色に変色し,臨床検査値に影響を与えることがあります。服用中に検査を受ける場合は,事前にその旨を医師に伝えてください。
(7)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)肝機能障害。(2)血栓塞栓症(肺塞栓症,深部静脈血栓症,一過性脳虚血発作,心筋梗塞,虚血性脳卒中など)。(3)(服用中止後)出血。(4)骨髄線維化。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……悪心,嘔吐,下痢,口内乾燥/脱毛症,発疹/背部痛,筋骨格系胸痛,筋骨格痛,筋痛/疲労,白内障,頭痛,咽頭炎,尿路感染
(2)検査などでわかる副作用……血小板増加,低カリウム血症

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)本剤との併用で作用が強まるおそれがある薬剤……ロスバスタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬
(2)併用すると本剤の作用が弱まるおそれがある薬剤……ロピナビル・リトナビル配合剤(エイズ治療薬(2)),シクロスポリン(シクロスポリン
(3)併用すると本剤の吸収が著しく妨げられるおそれがある薬剤……制酸剤(制酸剤),多価陽イオン(鉄,カルシウム,アルミニウム,マグネシウム,セレン,亜鉛など)含有製剤→本剤服用の前4時間および後2時間は服用を避けること。

海外評価 解説

  • 6点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • C

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2024年2月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2024/04/26