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あざるふぃじんいーえぬ

アザルフィジンEN

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

痛み・炎症・熱の薬/リウマチ・痛風の薬

解説タイトル

サラゾスルファピリジン

一般名 解説

サラゾスルファピリジン
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 250mg 1錠 22.50円
錠剤 / 500mg 1錠 33.80円

製薬会社 解説

あゆみ製薬

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

抗リウマチ薬

規制 解説

使用量と回数 解説

1日1,000mgを2回に分けて服用。

識別コード 解説

250mg 包装コード:250mg KPh 250 本体コード:KPh:250
500mg 包装コード:500mg KPh 102 本体コード:KPh:102

その他 解説

保険収載年:1995/11

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

関節リウマチ

解説 解説

本剤は抗炎症作用,免疫グロブリンの免疫パラメータの改善作用などを有し,服用後1~2カ月の比較的早期から効果が現れます。本剤は,消炎鎮痛薬などで十分な効果が得られない場合に使用します。また,抗菌薬の一種のサルファ剤の誘導体なので,サルファ剤またはサリチル酸製剤にアレルギーのある人は服用してはいけません。
本剤は,潰瘍性大腸炎の治療薬(潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬(1))としても使われます。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*サラゾスルファピリジン(アザルフィジンEN)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……サルファ剤・サリチル酸製剤に対するアレルギーの前歴/新生児,低出生体重児
(2)慎重に服用すべき場合……血液障害/肝機能障害/腎機能障害/気管支ぜんそく/急性間欠性ポルフィリン症/グルコース-6-リン酸脱水素酵素(G-6-PD)欠乏の人/他の薬物に対するアレルギーの前歴/妊婦または妊娠している可能性のある人,授乳婦,高齢者
(3)服用法……本剤は腸で溶ける薬剤なので,噛んだり砕いたりせずに服用してください。
(4)定期検査……服用開始後最初の3カ月は2週間に1回,次の3カ月は4週間に1回,その後は3カ月ごとに1回の割合で,血液や肝機能・腎機能検査を定期的に受ける必要があります。
(5)皮膚などに着色……本剤の成分により皮膚や爪,尿・汗などの体液が黄色~黄赤色に着色することがあります。また,ソフトコンタクトレンズが着色することがあります。
(6)日焼け……本剤服用中は日焼けしやすくなるので,強い直射日光は避けます。
(7)効果の発現……本剤は遅効性で,ふつう効果が現れるまでに1~2カ月かかります。あせらずに処方医の指示にしたがってください。
(8)その他……
・妊婦での安全性:原則として服用しない。
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)再生不良性貧血,血小板減少,貧血(溶血性貧血,巨赤芽球性貧血(葉酸欠乏)など),汎血球減少症,無顆粒球症,播種性血管内凝固症候群(DIC)。(2)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),中毒性表皮壊死融解症(TEN),紅皮症型薬疹。(3)間質性肺炎,PIE症候群,薬剤性肺炎,線維性肺胞炎(発熱,せき,呼吸困難など)。(4)急性腎障害,ネフローゼ症候群,間質性腎炎。(5)消化性潰瘍(出血,穿孔(せんこう)を伴うことがある),S状結腸穿孔。(6)意識障害,けいれんなどを伴う脳症。(7)伝染性単核球症様症状,過敏症症候群(発熱,発疹,感冒様症状,リンパ節の腫れなど)。(8)SLE(全身性エリテマトーデス)様症状(発熱,紅斑,筋肉痛,関節痛,リンパ節の腫れ,胸部痛など)。(9)無菌性髄膜(脳)炎(発熱,頭痛,悪心・嘔吐,意識混濁など)。(10)劇症肝炎,肝炎,肝機能障害,黄疸。(11)心膜炎,胸膜炎(呼吸困難,胸痛など)。(12)ショック,アナフィラキシー(発疹,血圧低下,呼吸困難など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ,光線過敏症,血清病,紅斑,顔面潮紅,じん麻疹)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……尿路結石,むくみ,腫脹
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……脱毛/膵炎,口腔咽頭痛,吐きけ・嘔吐,腹痛,口内炎,胃不快感,食欲不振,便秘,腹部膨満感,下痢,口唇炎,胸やけ,舌炎,口渇/抑うつ,頭痛,末梢神経炎,めまい,うとうと状態,耳鳴り/発熱,倦怠感,味覚異常,心悸亢進,筋肉痛,胸痛,関節痛,嗅覚異常
(4)検査などでわかる副作用……顆粒球・白血球減少,異型リンパ球出現,免疫グロブリン減少,好酸球増多/AST・ALT上昇/糖尿,BUN上昇,タンパク尿,血尿/精子数・精子運動性の可逆的な減少

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)本剤との併用で低血糖をおこすおそれがある薬剤……スルフォンアミド系経口糖尿病用薬,スルフォニルウレア系経口糖尿病用薬(糖尿病治療薬(スルフォニルウレア系)
(2)本剤との併用で血中濃度が上昇しプロトロンビン時間が延長するおそれがある薬剤……クマリン系抗凝血剤(ワルファリンカリウム
(3)本剤との併用で吸収が低下する薬剤……葉酸(その他のビタミンB群),ジゴキシン(ジギタリス製剤
(4)本剤との併用で白血球減少などの骨髄抑制がおこるおそれがある薬剤……アザチオプリン(アザチオプリン),メルカプトプリン水和物(メルカプトプリン水和物

海外評価 解説

  • 6点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • B

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27